幼い時に見た
アコーディオンの弾き語り
それが忘れられなくて
せがんだ日もあった
「いつかおとなになって
おかねもちになったら
ぜったいかうんだ」
憧れのアコーディオン
セピア色の旋律(おと)が
僕の心 無限 反響(エコー)
眠っても目覚めても
追憶のアコーディオン
その弾き語り手は
旅をしてた
青い目の綺麗な異邦人(ひと)だった
だけど嵐が来て
みな飲まれて消えた
一人だけ残った
僕に彼が言う
「いつかおとなになって
ぼくのかわりにひいて
きかせて────」
置き去りのアコーディオン
僕はまだ子供で
正義だとか 平和だとか
理解できなかったけど
大好きなアコーディオン
彼がもう居ないこと
こんな悲しい正義なら
僕は独りでいいよ
憧れのアコーディオン
セピア色の旋律(おと)は
僕の手から 奏でられ
思い出を呼び覚ます
大好きなアコーディオン
大人になった僕
今までも これからも
『あなた』を弾き続ける
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