14歳の恋愛

小説版　South North Story
プロローグ
　それは、表現しがたい感覚だった。
　あの時、重く、そして深海よりも凍りついた金属が首筋に触れた記憶を最後に、僕はその記憶を失った。だが、暫くの後に、天空から魂の片割れの姿を見つめている自身の姿に気が付いたのである。彼女は信頼すべき魔術師と共に...

（Aメロ）
また今日も　気持ちウラハラ
帰りに　反省
その顔　前にしたなら
気持ちの逆　くちにしてる
なぜだろう？　きみといるとね
素直に　なれない
ホントは　こんなんじゃない
ありのまんま　見せたいのに
（Bメロ）...

おはよう！モーニン！
全ての星が輝く夜が始まった！
ここは入り口　独りが集まる遊園地
朝まで遊ぼう　ここでは皆が友達さ
さあ行こう！　ネバーランドが終わるまで
案内人のオモチャの兵隊　トテチテ歩けば
音楽隊　灯りの上で奏でる星とオーロラのミュージック
大人も子供も皆が楽しめる
ほら、おばあさんもジェ...

我らがつれなき衆生は何処に
飛び違う諸声は届かない
ああ嘆かし 幻妖の掟
やぶるとも信ぜん
百星の明は夜の錦を照らす
篝火の導くまま
正しく愚かに舞え
華やぐ門出に冴えわたる楽の調べはいかが
動かぬ懐にそっと忍ばせるインビテーション
さあさ続け頼もしき奏者達よ...

少女漫画みたいな恋がしたい！
私の気持ちだけ描かれたなら
きっと君と私なら　主役にもなれる　
「あなたのヒロインになりたい」
モノローグから始まる　ただの登場人物（モブ）の私
紹介すらされない　いわゆる背景
このままじゃなんて終われない
タイトルには秘密の仕掛けがあるんだから
なんてうそ！
まだ分か...

愛を愛を愛を知ってしまった
私は私　畏れて揺れる　愛の後悔
人知れず絡む糸のよう
君の気持ちに気づかないまま
ただの言葉遊びだと笑う
その声だけは覚えていたの
春になれば分かると
教えてくれた便りには
澄んだ紫のクロッカス
愛を愛を愛を知ってしまった...