ガール・ブアイソガール

 一人だけで帰るには 長すぎる田舎道
 手提げカバンが重くて 何回も持ち替えた
 私を追い抜いていく 二人ぶんの笑い声
 手を繋いで駆けていく 長い影を見つめて

 顔が怖いのかな?
 笑ってみようかな?
 鏡を見たら 頬が引きつって
 作り笑いがみえみえで

「ありがとう」って言いたいな
 ブアイソな私に話しかけてくれて
「ありがとう」って伝えたい
 でもどんな顔して言えばいいんだろ
 一日一回一時間 鏡の前で
 悩んでるから もう少し待ってて

 一人だけで過ごすには 長すぎる昼休み
 ゆっくり噛んで食べても まだまだ終わらない
 図書室から小説を ひとつ借りてみたけど
 おなかがいっぱいだから 気づいたら眠ってる

 眉がきついのかな?
 いじってみようかな?
 鏡を見たら 「麿」みたいになっていて
 慌てて書き足した

「ありがとう」って言いたいな
 ブアイソな私に話しかけてくれて
「ありがとう」って伝えたい
 でもどんな言葉なら伝わるんだろ
 一日一回一時間 机の前で
 悩んでるから もう少し待ってて

 つまさきを 一歩だけ踏み出して
 勇気を ほんの少しだけ出して
 言葉を 飲み込んでしまわないで
「一緒に──今日は一緒に、帰ろうよ」

「ありがとう」って言いたいな
 ブアイソな私に話しかけてくれて
「ありがとう」って伝えたい
 でもどんな顔して言えばいいんだろ
 一日一回一時間 鏡の前で
 悩んでるから もう少し待ってて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ガール・ブアイソガール

閲覧数:27

投稿日:2022/12/24 06:22:24

文字数:641文字

カテゴリ:歌詞

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