進まなくなってしまったベルトコンベアの先
見届けるつもりなんてこれっぽっちもなかったのにさ
眺めてるだけの瞼だって重力の奴隷さ
いつだっていつだって指先は真っ黒だった
鳥の声を聞いて歌うのが好きだった
西日の方向を振り向くの好きだった
雨の変わる音も夜が映す安寧も
傾いたままの瞳にヒトツブ灯してた
「そこで一生を過ごすのかい?」って聞いたのは
時計の短針と今落ちてく枯れた枝先
逃げないのが勇気だって思ってたのに
歩き出せないならこの靴はどの地を踏めば良い?
笑わなくなってしまった起動スイッチの奥
立ち止まるつもりなんてこれっぽっちもなかったのにさ
剥がれてくだけの笑顔だって究極の模型さ
いつだっていつだって爪先は真っ赤になった
波の声を聞いて歩くのが好きだった
朝日の咆哮を立ち聞くのが好きだった
色の変わる花も嘘が照らす安息も
俯いたままの明日をヒトトキ許してた
「ここじゃ一生は過ごせないよ?」って問うたのは
飛び散る潮騒と今朽ちてく焦げたカタバミ
言わないのが正義だって思ってたのに
繋ぎ止めないならこの口はどの日を待てば良い?
寄りそってほしくって駄々をこねてた
間違って逃げ去ってここに来たけど
張り切って張り裂けて元に戻らない
さぁ今夜も星は眠らないの
「そこで一生を過ごすのかい?」って聞いたのは
時計の短針と今落ちてく枯れた枝先
逃げないのが勇気だって思ってたのに
歩き出せないならこの靴はどの地を踏めば良い?
ゆっくりとゆっくりと揺らぐ熱に触れ
はしたない速度で凍えてくけれど
誰でも良いなんて思ってないのにでも
目を合わせた空に気持ち溶かされて
走れないまま
解けないまま
君の答えを
待つだけの日々
ここがどこかを
見つめないでね
昨日の先は
いつも見えない
いつか言いたい
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