暗い海の上
一艘の海賊船が波間を進む
其れを見送る岩の上の髪飾り
波は髪飾りを連れ去った


時は遡る・・・



青い海と空の合間
先を進むは海賊船
白い帆には歪な髑髏
船路に睨みを効かせ
待ち構える嵐を脅かす


暗い海を進む船
怪しい静けさ一瞬
突然の豪雨



嵐がやってきた
海賊達の度量を試すため
嵐がやってきた
命の輝きを奪うため
嵐がやってきた
響く歌声は刹那―――


小さな 輝き
小さな 希望
小さな 生命<イノチ>

其れは生きるものの唄
幾年の時を経ても
得ることのできぬもの
幾年の時を経ても
喪うものばかり増えていく
一瞬までも其の命が尽きる限り
輝いて欲しいと願います


下働きは驚いた海の魔女だと
前を見据えた船長だけは
歌姫の最後を見つめてた
最後まで消え逝く命
其の命尽きるまで
人間<ヒト>の子の命を
按じる歌声を

お前達しかと聞け
海の歌姫の命の灯火を
この命尽きるまで
感謝を捧げよう


小さな 輝き
小さな 希望
小さな 生命<イノチ>

其れは生きるものの唄
幾年の時を経ても
得ることのできぬもの
幾年の時を経ても
喪うものばかり増えていく
一瞬までも其の命が尽きる限り
輝いて欲しいと願います

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ラ・タンペート

海を股に翔る海賊と
人間の子の命を消えるまで案じようとする海の歌姫の
刹那の出会い

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Sound Horizonの曲を聴いてたら
書きたくなってしまったのです・・・。
が、まとめずにの綴りなのでなんともいやはや・・・

閲覧数:184

投稿日:2008/11/01 23:29:28

文字数:525文字

カテゴリ:歌詞

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