雲を招けど格子に切られ
せめて影をと地を這うばかり
行きつく先はどぶに囲まれ
側で蠢く なれの果て

そう 人にあらねば門はくぐれぬ
例え落ちても枷は外れぬ
役に立たねば投げ捨てられる
それと承知で幕が開く

白粉ひとはけ 鏡の中
何に変わる 何に化ける
化かしてあげる

今宵朔日 真白もくすんで
文目もわかぬ 月は昏昏と
提灯はたいて炎をいただき
真事 空事 綺麗事
連ねて

ぬばたまの夜のしじま
しがなき身の人とならん
髑髏乗せて百の夏を
北斗拝す千の冬を

一つの鏡 二人でうつる
実のない言の葉 花だけ咲いて
眩んだまなこを共に閉じましょう
夢を見させて 夢を見る

口紅ひとさし 鏡の中
女に変わる 女に化ける
化かしてあげる

涙も笑顔も契りも
まがい物と知りつつ抱かれ

今宵朔日 真白もしとどに
文目もわかず 雨は濛々と
帯はしだり尾 炎を打ち出し
真事 空事 幽世 現世

化けて化かして
鏡が割れて幕になる

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狐鏡

オリジナル曲「狐鏡」の歌詞です

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投稿日:2025/08/25 22:36:03

文字数:415文字

カテゴリ:歌詞

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