サクラ、クラクラ
ヒラヒラと
舞う花びらに
酔いしれる
「今日で最後だね」
いつもの通学路
笑いながら
君が呟く
だから
「そうだね」
って言って笑った
鼻を啜ったのは
たぶん花粉のせい
上履きのかかと踏んづけて
誰もいない廊下を歩く
私の足音だけが
響いていた
サクラ、クラクラ
ヒラヒラと
舞う花びらに
酔いしれる
「これでお別れだね」
見慣れた教室
涙ぐみながら
君が呟く
だけど
「違うよ」
って言って怒った
涙が零れたのは
きっと君のせい
どこに行っても友達だよ
恥ずかしくて言えないけど
君の手の温もりが
答えになった
サクラ、クラクラ
ヒラヒラと
舞う花びらに
酔いしれる
風が巻き上げた短いスカート
かかとの潰れた上履き
教室の匂い
君の微笑み
私の涙
きっときっと
忘れない
サクラ、クラクラ
ヒラヒラと
舞う花びらに
酔いしれる
舞う花びらに
酔いしれる
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