「……オッケエエエエ―――――――!!クラアアアアアアアアアンックアアアアアアアアアアアップ―――――――――!!!!」

 『おめでとうございます監督!!!』


 スタジオに狂喜の声と、スタッフの祝いの声が響いた。

 ポージングを取っていたミクはその言葉とともに息を大きく吐いて力を抜いた。


 「は~っ……緊張したぁ~。」


 それと同時にミクの前に座り込んでいた『僕』役の少年―――ターナ・ドッグも立ち上がって、慌ててミクにぺこりとお辞儀をした。


 「ミっ、ミクさん!お疲れ様です!」

 「あ、お疲れ様~。さすが、役者のタマゴだけあって凄い感動する演技だったよ~!私やってる最中で泣きそーになっちゃった!」

 「いっ、いえ……そんなすごいもんじゃ……あっ!そうだ、最後に握手してもらえます?」

 「握手?握手でいいの?」

 「……へ?」


 ぽかんとするターナに、ミクは思い切り抱きついた。


 「ふみゃあああああああああ!!?」

 「すごかったよー!!また一緒になんかやろーね!!」


 真っ赤になってじたばた暴れるターナを、ミクはいつまでも抱き締めていた。

 そんな二人の様子を、遠くから眺める影がいた。ルカとロシアンである。


 「何とか撮り終ったわね……。」

 『……まったく、こんなことの為に吾輩を呼び出しおって……。』

 「いいじゃない別に……。」

 『よくないわっ!!大体なぜこの吾輩があのターナとか言う小坊主の足を踏んづける猫役をせねばならんのだ!!?出番それだけじゃないか!!』

 「まさかロシアンちゃんそれですねてるの!?」

 『すねておらん!!』


 やいのやいのと大騒ぎする二人の元に―――



 「ルカさ~ん!協力ありがと~!あ、ロシアンさんもねー!」



 若い女性が駆け寄ってきた。


 「あ、どっぐさん!」


 ルカが親しそうに話しかけた。

 ツンデレーラ・ドッグ。通称どっぐさん。ターナの姉で、26歳でありながらヴォカロ町一の映画監督と言われる人物だ。


 「ルカさんがミクさんの使用許可くれたおかげで、ず~~~~~っと作りたかった映画が完成したよ―!!今度試写会開くから、楽しみにしててくれる?」

 「うん!その時は、うちの家族全員誘ってね!」


 2人が談笑を始めると同時に、


 『それでは吾輩は行くぞ。これでも忙しい身なのでな。』

 「あ、ちょっ……!」


 ルカが止める間もなく、ロシアンの姿は掻き消えてしまった。

 仕方ないなぁ…とルカがため息をついていると、いつのまにかどっぐさんはあさっての方向を向いて叫んでいた。


 「さぁ!!今度は試写会の準備よー!!『ODDS&ENDS~歌姫《ガラクタ》と僕《ガラクタ》の二重唱《デュエット》~』、絶対ヴォカロ町内で流行らせて、日本全国に持ってってやる!!皆ー!!いっくぞ―――――!!」

 『オオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!』


 スタッフ一同が同時に大声を上げた。

 どっぐさんと、どっぐさんの掲げる『ODDS&ENDS』のCDに向かって―――――。





 『ODDS&ENDS~歌姫《ガラクタ》と僕《ガラクタ》の二重唱《デュエット》~』、ヴォカロ町とともにピアプロ内で上映開始!




 それと同時に……………!!





 『ヴォカロ町の影の設計者』Turndog,再起動します!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【自己解釈式二次創作風小説】ODDS&ENDS~歌姫《ガラクタ》と僕《ガラクタ》の二重奏《デュエット》~エピローグ

…というお芝居だったのさ!笑・撃の結末でしょ?wwwこんにちはTurndogです。

まずは私の脳内劇場をご覧くださいwww

Turndog(以下TD)『おーい、どっぐちゃん!』
つんでれ☆どっぐちゃん(以下どっぐ)『何よ?あたし忙しいんだけど。』
TD『どっぐちゃんにちょっとやってもらいたい役があるんだけど…。』
どっぐ『はぁ!?イヤよめんどくさ―――』
TD『鰹節(どっぐちゃんの好物)上げるからさー!土佐の!』
どっぐ『…!!べ、別にやってあげてもいいわよ…光栄に思いなさいよね…!!』


ということで、どっぐちゃんには映画監督役をしてもらいましたwww

後ロシアンを『そこのノラ』役にしたのは適役だと思う。


ヴォカロ町シリーズの舞台設定とかをはっきりさせてから、再びヴォカロ町シリーズを始めようと思います!乞うご期待!!

閲覧数:282

投稿日:2013/03/01 00:10:16

文字数:1,442文字

カテゴリ:小説

  • コメント3

  • 関連動画0

  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    こ、これは……この展開は思いつかなかった!
    しかし、猫がロシアンだというのは、予想ついてたww

    え、というか、新キャラ投入ですか!?w
    これも布石だったというのか……くっ、成長したな←?

    2013/03/05 00:03:20

    • Turndog~ターンドッグ~

      Turndog~ターンドッグ~

      まぁ灰色の猫って言えばあれしかいないし?www

      どっぐちゃんはもうね、色々と遊んでましたwww

      2013/03/05 00:08:43

  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    ほほう、そういうことでしたかww
    下のゆるりーさんとの、お二人の会話が長いので
    ちと短いコメかも……wwww

    これが噂の性転換★つんでれどっぐちゃんですかww
    再始動おめです!

    2013/03/03 09:05:04

    • Turndog~ターンドッグ~

      Turndog~ターンドッグ~

      ふふん、つまりはそういうことだ(黙れよ《罪重ねた論理》さん

      噂のねwwwゆるりーさんの中では伝説だったようですがこれは単なる犬耳少女です。
      あと『性転換!つんでれ☆どっぐちゃん』ですから。間違えてはダメダメよ☆(屮゜Д゜)屮Pow!!

      2013/03/03 19:19:36

  • ゆるりー

    ゆるりー

    ご意見・ご感想

    それは数時間前のことである。
    メール画面を開く→新着投稿のメールめっちゃきてた→なんでこんなに?
    結論:ターンドッグさんキタ――――――!!!
    どうも。最近スランプ気味のゆるりーです。
    大事なことなのでまた言いますよ?…おかえりなさい!!

    一話から最後まで見て、泣きそうになって目をおさえようとしたら眼鏡に指紋がべっとりという悲劇が…w
    なんで眼鏡かけてること忘れるんでしょう私は。
    レンズが汚れてたら、ターンドッグさんの神文章が読めないじゃないか…!
    注意:実話です。

    今ちょっと夜のテンションのせいか私の頭が少々おかしくなっているんですが…←
    アレです、うまく言葉にできないんですけど、泣きました。
    汚れた眼鏡をとって泣きました。
    ミクさんが復活したときとかは、もう叫びましたね。心で。
    そして涙腺崩壊しました!!
    現在進行形で目が痛いです…。

    ターンドッグさんはいつもオリジナルを書いていらっしゃるので、解釈系の小説を見るのは新鮮です。
    読み終わったときの感想は「すげぇ…文才パネぇ…」でした。
    文才の欠片もない私には、ターンドッグさんが眩しく見えます。
    【ピカー☆】うおッ、眩しっ!目がぁ…目がああぁ…ッ!!
    (ム○カか)

    全然感想になってない気がする?気のせいです!
    気のせいですよ…気のせいだと、いいなぁ…。

    ただエピローグはタグ見た瞬間吹きました。
    なぜでしょう。この問題の正解者はコチラ【ピパッ】よくできました!よくできました!
    (番組になりましたね。テンションおかしいですすみません)


    ターンドッグさん復活おめでとうございます!
    ということで(←)、復活を祝って、ターンドッグさんに(勝手に)小説を書きたいと思いました!
    ギャグ系ではなくてシリアスでオリジナルです。(どういうこと
    友情をテーマにした話を書きたいと思います。タイトルは「ベストフレンド」です!

    ブクマいただきますね!
    長文失礼しました…。

    2013/03/01 23:15:22

    • Turndog~ターンドッグ~

      Turndog~ターンドッグ~

      スランプの時はリンちゃんなうとレンきゅんなうを交互に十回聞くと脱出できるという都市伝説が………あるわけねえwwwwww
      たっだいまです!!

      おおう…w私は視力が両目2.0という奇蹟を未だ達成しているので(どや←マジウザい)眼鏡の苦労はいまいちわかりませんが幼いころ母の眼鏡をべたべた触って嘆かれたことはよくありますwww
      神文章?……ああ、紙文章ですね!(おい

      これ読んで泣いてもらえるのはもう何というか感無量っつーか今すぐ富士の火口に飛び込んでも本望っつーか(わけわからん
      とりあえず二階から目薬をば!(意味ないやろ

      いやー他の曲で自己解釈できる気があんまりしません☆
      文才パネぇ…?ああ、『文才半端なくねぇわぁ……』の略ですねわかりまs(しつこいわ
      文才の欠片がない人は注目入り二桁も行かないと思います☆
      おっとしまった!背中の蛍光灯をつけっぱなしだった!ポチっとな☆
      『バルス!!』(スイッチオン)
      ああああああああ目がああああああああ(ry

      そもそもエピローグは「な、なんだって―!?」と言わせるために作りましたwww
      どっぐちゃんマジ感謝。
      どっぐ「ほっ、褒めても何も出ないわよ!」

      おお!!いろいろありがとうございます!!

      2013/03/02 00:30:08

オススメ作品

クリップボードにコピーしました