散り際の桜 宵闇に揺れる
人知れず ナミダ 落とすように
仙骨の箱が 放たれたときに
荒ぶ花弁の道標が拓かれた

舞い落ちる花よ みなしごは何故
至極 笑いたいときに泣いて 大人になるのでしょう

今日は誰より惨めでも 明日こそは美しくと。
今宵 果てても構わないなどと 密やかに
吹かす風、桜。


月影の遊戯 一人 咲く乙女
地に落ちた花を 踏みつけてく
季節が巡れど 変わらない奇跡
見つけられずとも 此の身で示し出せる

世に浮かぶ月が 雲に隠れど
ふたつの瞳が濁ることは この先 ないのでしょう

今年あえかに咲こうとも 明年を生き続ける
信じられるは己のみ だから軽やかに
空を舞え 桜


飾り立てども 譲れない 愛おしい愚かしさを
胸に絶やさず 燃やし続けては
生きる度 散らしてく

今日は誰より惨めでも 明日こそは美しくと。
今宵 果てても構わないなどと 密やかに
吹かす風、桜。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

吹かす風、桜。

幸せだと信じられるうちに果ててしまいたい。

(4/16)
けんぴさんの歌詞募集(http://piapro.jp/t/ku64)に応募させていただいているものです。

仙骨→骨。別名はパンドラの箱

タイトル→吹かす風、桜。
詞の世界観や概要→現代の物語を和風チックな言葉遣いで
テーマ→今は誰の目にも留まらなくても、いつか輝ける日を信じて生きる
舞台設定→夜、一目につかない場所
登場人物の人物像→意志が強い、一人が好き
その人物がいる風景→ひっそりと咲いている桜を見上げている主人公(IA)

(5/30)
フルバージョンをupしました。

閲覧数:365

投稿日:2015/05/30 10:43:59

文字数:400文字

カテゴリ:歌詞

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