「照ル照ル」

　
雨降り傘差し皆は行く
中々晴れぬは雲景色
隣に佇む雨宿り
濡れ落つ頬には雨粒か？

要振り突き差し皆はいく
中々終えぬは物好きだ
隣の泣き声聞こえつつ
濡れ散る底には水溜まり

軒先に揺れる君を
手を伸ばしては捕まえられぬ
私はあなたみたくなりたいわ
その笑顔を私に　ちょうだい

被して　包んで　紐で結んで
来世を願って笑い続け
どうか　どうか　明日は
晴れますように
私を吊るして下さいな

喘いで　与えて　一つになって
今後も長雨降り続くが
きっと　きっと　明日は
晴れることでしょう
照る照る沢山作るから　作るから

明日は町ではお参りか
揚々晴れるは空模様
私は眺める傍観者
上位の者には抗えぬ

明日も此処ではお祭りか
揚々笑えぬ晴れ姿
私を眺める傍観者
乗位の者には抗えぬ？

軒先に垂れる　君を
掴んで回し　頭を下へ
私はあなたみたくならないわ
その笑顔が私は　にくいの

掴んで　回して　紐を千切って
無惨に地面へ折られ落ちて
もっと　もっと　明日は
降りますように
貴方も逆さにしましょうか

誘って　振らせて　一つ作って
明日も雨粒降りかかるが
いいわ　いいわ　こんなの
分からないけど
照る照る沢山作りたいの　作りたいの

関係もった人はだあれ？
力んでまたまた切れちゃった
こんなに照る照る多かった？
これまた失敗いびつだね
ごめんね　こんな“役立たず”で

被して　包んで　紐で結んで
来世を願って笑い続け
もっと　もっと　明日も
作りたいのよ
明日は一体幾つだろう

掴んで　回して　紐を千切って
無惨に地面へ折られ落とし
もっと　もっと　明日は
晴れますように
照る照る必要無い程に　無い程に

「さぁ、今宵も沢山励みましょう」