何故、こんなに愛しく感じるのだろう。


<愛という感情>


「めーちゃんっ!」
「んー?」
「愛してる!」
「ありがと。愛してる」

最初はなんとなく言ってた。『愛してる』って。
愛とはなにか?と聞かれても答えられなかったと思う。あの頃は。
ただ彼―カイト―のことが好きで、想いを伝えて。彼も好きだって言って。それで・・・


――愛してる?


薄っぺらい言葉だと思った。愛なんて。
『好き』が『愛してる』に変わるのが怖かっただけかもしれない。
『好き』より大きいものが背負える訳がない。今はこれでいい。

そうしている内に季節が過ぎて、私は当然『好き』で止まってて。
でも彼は知っていた。愛を。




彼と遊園地に行った時だった。
ベンチで一休みしていた時だ。

「めーちゃんめーちゃん」
「何ー?」
「愛って知ってる?」

どきりとした。彼が愛について持ち出してくるなんて。
当然知る訳もない私は素直に答える。

「いいえ。知らない」
「愛っていうのはね、その人を『心から好きだ』って、『その人と周りの人も大切にしたい』と感じることだと僕は思うんだ」
「もちろん愛してる故の意地悪もあるけど・・・僕が思う愛はそういうことじゃないんだ」

心から好き・・・周りの人も・・・。それなら、

「私、カイトを・・・愛してる」

カイトをこんなに好きで、愛しくて、周りの人、ミクや鏡音姉弟も大切にしたいと思う。これが愛。

「えへへ。僕も」

照れ笑いをする彼が愛しくて、思わず抱きついた。

「めーちゃん愛してる」




私はカイトを、好きで、大好きで、



――愛してる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

愛という感情

こんばんわー!最近カイメイが書きたくてしょうがない姉音です←
こういうのほほんとした感じの書きたかった・・・!ゆるいイチャイチャがほしかったんだよ・・・!

「自分が愛について説明するなら・・・」という題材で書きました!が、乱文です。


カイメイ・・・素晴らしい。

閲覧数:264

投稿日:2012/11/08 20:33:06

文字数:693文字

カテゴリ:小説

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