砂浜 手を繋いで歩いた
ふたりで過ごす初めての夏
果てなく広い海
どこまでも青い空
いつまでも見つめてた
無邪気にはしゃぐ素足の君が
ふと振り返り見せる笑顔と
柔らかい風の中で過ごす午後
空には一面の入道雲
突然の通り雨
雨宿り 肩並べ佇むふたり
やがて雲の切れ間覗く夕日が
静かに沈んでく
夏の空に打ちあがる花火
見上げるふたりに降り注ぐ未来
大きな波が襲っても
ふたりなら大丈夫
ささいなことで喧嘩をしたり
つまらないことで笑いあったり
ふたりに流れた全ての時間は
いつまでも色褪せない宝物
秋の気配感じる
少し肌寒い海辺の夜に
重ね合った手と手 深く感じた
ぬくもり消えないで
おねがい
短い夏が終わりを告げる
いつもふたり歩いた波打ち際
赤く染まる夕暮れの中
水平線果てなく続く
ふたりの未来もそんな風に
永遠に続くと誓う瞬間
波がふたりの影をそっと
優しく包んでゆく
ふたりなら大丈夫
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