A
枕に埋めた顔
後悔の匂いの中
どうしても大人になれなくて
苦しみが降り積もり
下手くそな笑み浮かべた
あなたには見せたくないものばかりだ
B
帰りたい、そう思う度
心 悴んでく
S
許し方もわからず 途方に暮れる僕を
そっと励ます手は
今思えばそんなに大きかったわけじゃない
払い退けなければよかった
A
旅立ちの記憶には
いつの日もあなたがいて
何度でも背中に手を当ててくれた
B
挫けてはいけないのに
涙は止めどなく
S
「ただいま」さえ素直に 伝えなかった僕を
叱りつける声は
振り返れば何より、何より温かくて
遠い場所で今も響くよ
S
こんな僕のことを
ずっと見ていてくれて
ねえありがとう
ごめんね、心配ばかりかけて
いつも言えなかった
言葉達が今さら、今さら溢れてくる
ぎゅっと握りしめた 愛しさ
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A
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A
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A
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頬を濡らす温もりが悲しくて
ただ、悲しくて
まだ見えない 見えないままでいい...君の隣で見る月は
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僕が可哀想なのは僕のせいなので
君が気に病むことはないのです
痛くてたまらないのは僕の方なので
君が痛がることはないのです
何がおかしいのですか?
僕の頭を心配してる? そんなアホな
それはとても大きなお世話なので
おとといきやがれとでも言っておこう
君は今 君以外の誰かに寄り添って
いや寄りかかっ...幸せになれるから
ナツキ
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