*亜種・崩壊注意*

「次、25番の方。」
 市役所の様に呼ばれたがここは病院の耳鼻科である。
「んで、お前まで来てるんだ。」
「病院に行くって青いののマスターに聞いた。」
「で、しんぱいだからきたんだー!」
 こっそり何処かにいって他アイトが戻ってきた。子供が固まっている本棚の前で絵本でも覗き見してたんだろうか?
「なら静かにしなさい。後勝手にいなくならない。心配したでしょ。」
「はい、ごめんなさい…」
「わかればよろしい。」
 只今花粉症中。目が変。鼻水が出る。という訳で薬を貰いにきたのだが…学校帰りに直行したら、病院に先回りしてたやつらがいた。アイトは無きかけだったし帯人は病気隠してたんじゃないかってうるさかったししばらく玄関で立ち話になった。逆に風邪ひくよ…

「ったく…すぐ終わるから待合室で待ってなさい。」
 病院といっても耳鼻科なのでゲームで遊ぶ子供なんかも居るしケータイをいじる人もいた。待合室にいる分には問題ないという事か電子機器があっても影響しない機械があるってことかなのは知らないけど。

「25番の方ぁ?」
「あ、すいませ…ん?」
 しびれを切らしたのか呼びに来たのはアカイトだった。
「一寸待て、なんでいる。」

「雑用のバイト。機械品の近くには一様いってないし今のところ不具合も無いけど。」
 まさか居るかとは思わなかったから、腰が抜けて椅子からたてないんですけど。
「…運びましょうか?マスター。」「もちろんお姫様だっこだよな?」
「阿呆。」
 明らかにからかっている二人に順番にデコピンしてから立ち上がる。呆れて逆に立ち直ったようだ。

「しつれいします。」
「うん、今日は彼氏と一緒?」
「…先生?」
「冗談だよ、冗談。赤口君のお兄さんかい?よく似ている。」
「ええ、兄とこっちは弟妹みたいなもんです。」
「赤口君が居候している家の家主です。」
「ああ、居候。だから同じ住所で名前が違うのか。」
 履歴書にどう書いたんだ、何を書いたんだ!一回ぜひ見て見たい。

「今日は花粉症で目とかかゆくて…」
「ああ、そろそろ飛ぶからね…秋と春は大変だね。」
 花粉は何かしら1年中飛んでいるが自分の場合はこの2つの時期に飛ぶ花粉がアレルギーらしい。杉だけじゃないんだ、花粉症ってさ…

 診察してもらって、やっぱり花粉症だったので飲み薬と目薬を出してもらう事になる。人気のない受付でアカイトが対応した。
「俺は良くわかんねぇけど人間って大変なんだな。すぐパーツ交換するわけにもいかねーし、病気にかかるし。」
「まあね。」
「マスター、つらいんですか?花粉症って。」
「め、こすってまっかになってくよー?」
「症状自体大したこと無いのにしつこいから嫌い。」
 アンドロイドは外傷や多少傷口が膿んだりはするけど人間みたいに完全生身ではないので病気などはしない。呼吸なんかはしてるみたいだけど機体の熱を逃がすためや音を強く出す為なので呼吸ができなくても息苦しくは無いらしい。だから耳鼻科に努めてもなんで苦しいか解らないだろう。

「俺、いろんな所に努めれば人間の事多少解るかと思ったけど違いに気づかされるだけだな…」
「何事も勉強、か。いいんじゃない?まったくおんなじモノは無いから普通なんて無い。内臓が機械仕掛けの人間だって目の前に居るし。」
 感情もあり見た目もそうだ。人間が嫌いで人間だと思われるのが嫌ならそう思うのをやめるけどそうじゃないうちはこう考えてる。

「そっか、そうだよな。サンキュ、マスター。じゃあお大事に。」
「うん、バイト頑張れ。」
「おにいちゃん、はんばーぐとまってるから!あと、かえったらひーろーごっこだよ!ますたーとたいとおにーちゃんがまほーでわるいこになったかいじゅうなの!ぼくたちでいいかいじゅうさんにしてどろんさせるんだよ!」
 今日やっと葉っぱが5枚目まで生えたアイトだが、やっぱりまだまだヒーローごっこをするお年頃らしい。
「はいはい。」
「…遅くなってマスターに迷惑かけたら許さないから。」
 早く帰って来い、ってことだろうか。いや、こいつはそんな言い回しはしない。そのままの意味だ、きっと。

「はたらいてるときのおにーちゃんかっこよかったよー!こぴーしたりー、おくすりほかのひとにわたしにいってあげたりー、せんせーがこわくてないちゃったこをよしよしってしてた!」
 居なくなってたのはアカイトの働きっぷりを見ていたからか。
「ぼくも、あんなふうにかっこいいおにいちゃんになってー、わるものをおおきくなったらやっつける!」
 ああ、ヒーローになるのは絶対なんだね・・・うん、頑張れ。子供の夢は壊せないや。

「今日はハンバーグとからあげだからお肉屋さんによってくよ。野菜系のおかずも作らなきゃなぁ…」
「…ピーマンとかトマトは嫌ですよ?」
「『お兄ちゃんなんだから食べなさい』…こういうセリフ一回いってみたかったんだよねー」
「ぼく、なまトマトいがいならがんばるー!」
「トマトは生で食べれるもんじゃない、ケチャップとかソースで食べるもんだと思う。」
「マスターもマスターなんですから食べて下さい。」
「う…あんなん食いもんじゃない。T●MAT●嫌いの歌ってしってる?あれの気持ちが痛いほどわかるんだが…」
「青いのの気持ちなんて解らなくていいです。」
「おーい、ここにもちっこいけどいるぞ。ちっこいあおいの。」
「このあおいのだれー?アイトー!」
「家にはしょたやロリの趣味の奴は青いののマスター以外いない。」
「いや、あれでも実はあいつ趣味はノーマル…って、なんで純粋な子供の前でそういう話になるかな…」
「ろり?しょた?だれかのなまえー?」
「解って無いからいいかなって。」「思うな。」

 3連休後からの学校生活が不安になってきた…

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「亜種注意」手のひらサイズの彼 その40「KAITOの種」

http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=f87dbd4232bb0160e0ecdc6345bbf786&guid=onにて。
次のバージョンは遺伝子組み換え編なので注意。

マスターは花粉症のようです。
今回の話のきっかけは
帯人ばっかりと絡んでいるのでアカイトが予想だにしない所に居ればいいよ!
うろたえろ!いじめてやれ!
なんて言うノリでした。
ホントはあー君がもっといろいろマスターをいじり倒す方向にしようかと思ったけど…(先生の不在中に先生の振りして診察とか…うわー、絶対まともなのしないよ。ふざける気満々だよきっと。)…不憫(ふびん)になってきたのでやめましたww
結果結局帯人との絡みが多くOTL
アカイト出すとだんだんマスターをいじろうとしてくるのでその前にひっこめて出番なくなります。(だって普段がマスターかわいそうなもんだかr(ry
相当毎回マスターの苦労シーン削ってるけどよく解らないなんて気のせいさ!

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閲覧数:228

投稿日:2010/01/08 20:50:22

文字数:2,405文字

カテゴリ:小説

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  • 美琴

    美琴

    ご意見・ご感想

    こんばんは!覗きに来ました←帰れ

    アカイトくんが雑務やってる耳鼻科ならどんだけ混んでても行きます!眺めまくります←やめい

    そしてマスターさん、苦労人でも頑張って!見てるこっちは面白…(殴)

    また覗きに参りますww←来んでええ

    2010/01/08 20:04:45

    • 純チョコ

      純チョコ

      わおwいらっさーいw

      そんなことしたらてれて奥へ引っ込むので気付かれないよう気をつけましょうwww
      その代わりスーパーやコンビニのレジの時は逃げ場が無いですy(何教えてんだ

      ですよねー、いじってる著者も面白がってm(殴

      いつでもどうぞー!

      2010/01/08 20:09:13

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