「…お疲れさま」
帰りの車中。ワンオフのミクをねぎらう雅彦。
「ありがとうございます」
雅彦のねぎらいの言葉に笑顔になるワンオフのミク。
「疲れたかい?」
「…疲れましたけど、それ以上に園児のみなさんに元気をもらったから。私は大丈夫です。雅彦さんこそ調整が大変だったんじゃないですか?」
「調整は坂井君が中心にやってくれたからね。僕は基本的に彼の補佐とチェックだけだよ。機材については全て機材班に丸投げしたからね」
とはいえ、ワンオフのミクは雅彦が可能な限り万難を早い段階で排除していることは知っていた。今、帰りは、機材班の車と分かれて、雅彦とワンオフのミクの乗った車だけで家に帰っている。
「…家に帰ったら、明日までゆっくりできます」
ワンオフのミクは、週明けから仕事が入っている。
「…ゆっくり休んでね」
「雅彦さん、今日は雅彦さんが夕食当番ですよね?私も手伝います」
「…それじゃ、お願いするよ」
一瞬断ろうと思ったが、考え直してワンオフのミクの提案を受け入れる雅彦。雅彦自身、ワンオフのミクを初めとする家族に負担になる場合は提案を遠慮する傾向があるが、それがかえって反発を招いているので、少しずつ態度は軟化させていた。
「…とりあえず、帰ったら少し休もうか」
「はい、ルカ姉がおいしい紅茶とお茶菓子を用意してるっていってたわ」
「そうか、それは楽しみだな」
そんな話をしていると家に着いた。家に入るとワンオフのルカが出迎える。
『ただいま』
「お帰りなさい。…それじゃ、お茶を淹れようかしら」
そういいながらリビングに向かう三人。
『お疲れさま』
四人が声をかける。そうしてテーブルの指定席に座る二人。
「どうだった?」
「みんな喜んでくれたわ」
「それは良かったわね」
そういいながら紅茶を淹れているワンオフのルカのかわりにお菓子を出すワンオフのMEIKO。
「…MEIKO姉さん、今日の夕食当番、雅彦さんでしょ?私も手伝うわ」
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「ありがとうございます」
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ほむる
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