夏祭りまであと一週間を切ったある日。
「・・・・♪」
自然とテンションが高くなるミク。
その理由は、一ヵ月前の約束が原因だ。その約束とは一ヵ月前のある日の夜、アカイトに「夏祭りに一緒に行かないか」と誘われたからだ!夏祭り=デート(初めてのデート)、という公式がミクの頭の中をよぎってもっとテンションが倍増する。
夏祭りに何を着ていこうか迷っている初々しいミクにリンは、
「せっかくの初デートなんだからさ、浴衣でも着てみたらどうかな?あたし着付けできるからさ」
と、さり気なく協力してあげることにした。
(だって、こんなに嬉しそうで楽しそうなミク、初めて見るからね・・・)
かつてミクは<人格操作>をされて、大好きで<お嫁宣言>までしたカイトと恋人ではなく<兄妹>にされてしまい辛い気持ちの中で必死の葛騰をしていて毎日を楽しむだけの余裕はなかったと、マスター(作者)がリンに話した。
マスター(作者)からミクとカイトとアカイトの過去のことを聞いて、事情を知ったリンは何をしたかというと。
ただ、明るく元気よく振るまった。
暗そうな3人を励ますために、ただそれだけのために毎日を元気よく過ごした。まるで、リンが持っている元気を分けるかのように。
だから、ミクが楽しそうにしていると素直に嬉しいと思った。
「えっ、リンちゃん着付けなんてできるのっ!?」
「うんっ!あたしの部屋に、いくつか浴衣あるからさ今から選ぼうよ!可愛いのばっかりあるからねっ」
「・・・・ありがとう、リンちゃん・・・!!」
ミクの笑顔をまぶすく思いながら、リンはミクの手を優しく引っぱったのだった。
「行こうっ、善は急げ、だよっっ!!」
「・・・そうだね!」
2人は本当に楽しそうにリンの部屋へ走った。
本当に、本当に・・・楽しそうに・・・・。
END
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