【moonlit bear】原罪者と平和な森【二次創作】

投稿日:2012/02/11 23:29:04 | 文字数:4,917文字 | 閲覧数:2,086 | カテゴリ:小説 | 全2バージョン

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本当にすみませんでした。
どうしてこうなった。
前のバージョンでおまけ。

本家様 http://www.nicovideo.jp/watch/sm7415020


追記
タグ追加ありがとうございますw
まさかつくとは思わなかったww
あ、キャラのタグ以外はいじっていただけておkです。

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TEXT
 

恐ろしいほどに暗い森の中を、私は駆け抜ける。
はやく、はやく、逃げないと。


これさえ持って帰れば、私は幸せになれる。
でも、うしろからは怖い熊が追ってくるの。



花が咲いた道を駆け抜けたためか、花を踏んでしまった。
ごめんね。今、私はあなた達に構っている暇はないの。
今抱えているこれを、とられるわけにはいかないから。




嫌だ。

ごめんなさい。
お願いです、見逃してください。
許してください。


奪ったのは私のほうです。
だって、どうしてもほしかったから。




本当は、わかっていたんです。
今私が抱えているこれが、あの熊の大切な大切な宝物だってことが。




お願い、どうか許して…



















<<【moonlit bear】原罪者と平和な森【二次創作】>>




















ここは森。
凄く平和な森で、安心して暮らせるのよ。


私には夫がいます。
とても優しくて、大切な人なの。
森のみんなは優しいし、とてもおもしろいの。
おいしいものもいっぱいあるし。
こんな平和がいつまでも続いてほしい。



私達には、昔、とても大切なものがありました。
でも、不慮の事故でなくしちゃった。
凄く悲しかった。
もう二度と手に入らなかったかもしれないのに。




それを取り戻したら、きっと私達は、再び幸せになれるはず。
そう思った私は、今日は散歩がてら森を歩いた。
昔なくしたものが、落ちているか探して。



「ダーリーン!どこに落ちてるのー?」
「僕はまだ死んでないから!」



夫が道端の草の塊から出てきた。
なぜか片手にはハリセンが握られている。
あなたは芸人ですか。



「あなたには軽い冗談というものがわからないのですk」
「前に似たような台詞を聞いたな」
「気のせいよ」



知りません。
私は、普段からジョークばかり言って、途中で飽きて「開廷!判決!死刑!」って叫んで仕事を放棄する館長なんてまったく知りません。



「ダーリンはやめてくれないか…?」
「もう!仕方ないわねぇ」



ダーリンたっての希望により「おい」少しは自重することにしました。



「あ、ねぇねぇ、アイス栗きんとん発狂クズ野朗バカイト!あそこに何かあるわよ!」
「なんか関係ない罵倒が入ってたぞ!?」



じゃあどう呼べばいいのよ。



「ロリコンカイトの話は置いておいて、あそこ見て!」
「置いておけない!何今の!」



アダムを無視し、私が指差した先には、それがあった。



「…ポン菓子…?」
「おいしそうよ!拾って帰ろう!」
「いや、君にはネズミ捕りの罠が仕掛けてあるのがわからないのかい…?」
「え?あれチーズでしょ?私はネズミじゃないから、チーズじゃ釣られないわよ」
「つられること事態がおかしいんだけどな」
「ポン菓子なら大歓迎よ!」
「おい!」



喜んで罠にかかりましょう!



「落ち着け」
「えぇー…」



仕方ないので、ポン菓子をあきらめた。



「だったら、帰りに駄菓子屋でさきイカ買ってくれる?」
「わかったから。というかポン菓子じゃないんだ」



さきイカ美味しいじゃんか。
ポン菓子は戦力外。



「まぁどうせあなたはバカイトだから、『支払いはまかせろ!』バリバリバリーでしょうね」
「マジックテープ式の財布は使ってねぇよ!」



バカイトのことだから、使ってると思ったわ。
ていうかマジックテープ式財布とかwwwワロスwwwwww
マジでバリバリワロスwwww



「何一人で笑ってるの?」
「クフフゥwwwwワロスwwwww」
「ねぇ前みてる?そこにバナナの皮…」
「ぐふっ」



滑って転んだ。
どっかの漫画か。



「ちゃんと前見てね」
「ういーす…」



改めまして捜索再開。

と、途中の花畑で何かが転がっていた。



「あ~ぅ…もう飲めない~ぃ…」



赤い服の女性が転がっていた。
ていうか倒れてた。
うん、明らかに酔っ払いですね。



「初音ぇ…いつかぁ…やっぱぁ…なにもしないでおくぅ…」
「…」



え?
何?

私?
私のこと?

しかも何もしないの!?
なんなの!?



「いつかぁ…ぶちまけてやるぅ…」



え?
ぶちまけるって何をよ!?



「あのー…本当に大丈夫ですか?」



アダムが女性に手を差し出す。
そして女性は、というと。



「あんー?かいとぉ?」
「今はアダムです。大丈夫?」
「そぉかぁ…かいとなのかぁ…」



そして女性は座りなおして。
ていうかよく見たら寝てるし。



「め…めーちゃん?」
「…く」
「く?」
「くたばれえええぇ!!」



右手に握り拳をつくり、アダムの鳩尾を思い切り殴った。
アダムは真上に73㍍くらい吹っ飛んで、綺麗に弧を描いた。



「ぐべばッ」
「あれー?カイトじゃん。おはよー、どうしてそんなとこでめりこんでんのよ」
「あぁ…お目覚めですか…お…おはようございます…」
「おはようございますじゃなくてなんでそこでめりこんでんのって聞いてんの」
「ぐはッ!…け、蹴るのはやめてぇ…あと今は仕事ちゅry」
「あぁ!?」



女性は寝ぼけてたらしく、覚えてないようだ。
そしてアダムをげしげしと蹴った。
ていうか、おはようって言ってももう昼なんだけどね。




「寝起きの運動にちょうどいいわ」
「えぇッ」
「なんか言ったか!?おとなしくしとれ、的にしてやるよ」
「なんの的!?ぐぼばッ」
「黙れっつったろ!!」



そのまま女性はアダムをげしげしと蹴りあげてあっちに行ってしまった。
さすがメイコさん。
マスターから何も聞かされずに飲まされて放置されたね。
さすがマスター、仕事のためなら酔って鬼と化したメイコさんをものともしないとは。
皆さんごめんなさいね、アダム…カイトさんが仕事中なのにマスターと何も知らないメイコさんの手によって退場させられちゃいました。
本当にすみません、マスターのほうは仕事が終わったら神威さんに強力してもらって一緒に説教しておきますね。
大丈夫です、マスターの明日は奇跡が起きたら輝いてます。
まぁ輝いてなかったら私たちの仕事がなくなるので困りますけど。

メイコさん?
あぁ、今から止めてきますね。
しばらくお待ちくださいね。








---二時間後---









さて、おまたせしました。
十分ほど前まで、私はメイコさんを説得してました。
カイトさんが仕事できなくなる身体になったら困りますからね。

さて、もう夕方です。
そして今さっき、カイt…アダムが我が家で応急手当を完了して寝込んでいると連絡をいただきました。
ここからは、私が一人で探そうと思います。
予想外のハプニングでしたね、すみませんでした。


草の根もかきわけて私は探した。



「ねーおかーさん、あの人はなにやってんのー?」
「見ちゃ駄目よ。あんな変な人は気にしなくていいのよ」



周りの通行人の視線が痛いです。
くそう、グミちゃんとリンちゃんめ。
仕事で言ってるとわかっててもムカつく。
あとでみっくみくにしてやんよ。


そして、森の片隅でついに見つけた。
昔に私達がなくしたもの。
神様が返してくれたのね。嬉しいプレゼントね。
いつのまにか、あたりは真っ暗になっていた。

持って帰れば、アダムは喜ぶかしら?
あ、でも腰にヒビ入ったとか言ってたから悪いかな…w
本当にドンマイだよカイトさん。
マスターに後でオシオキ決定。


あら、今宵はきれいな満月ね。
早くお家に帰らなきゃ。

こんな暗い夜には、怖いコワイ熊が出るって聞いたから。
あ、でもクマの手ってたしか食べれたっけ?
よし倒しちゃおう。
でも不味そう。生贄に使おうかな…



せっかく返してもらったんだ。
せっかく見つけたんだ。
どこの誰にも、たとえ神様でも、もう二度と、渡したりはしたくない。
私はそれをギュっと抱えて走り出した。




道に抜けたときに、何かが私を追っているのに気づいた。
そう――熊。
怖いコワイ熊サンだ。

いざ対面となると攻撃できないわ。
に、逃げるが勝ちさ!


私はね、百メートル上から飛び降りて「ぐべばッ」とか言ってピクピクしてるのよ!
熊さんごときが追いつけるか…


追ってきた!
もんのすっごいスピードで追ってきたあ!
皆は野生の熊に会っても、決して走って逃げちゃ駄目よ!
熊は恐ろしく速いからね!
死んだフリはもっとしちゃ駄目よ!
本当に死んじゃうからね!



「ぎゃああああ熊が追ってきてる助けてえええ!」
「誰が熊よ!」



あれ、この声。
よく考えたら、今日倒れていた女性じゃない?
よかった、今やっと仕事してるんだね、私はあんまり嬉しくないよ!
だって怖いもん!



「イヴ、待ちなさい!それを返して!」
「嫌よ!誰にも渡さない!」
「こんの…泥棒猫!」



しばらく鬼ごっこが続く。
私はさまよい走る。
月に照らされた女性が凄く怖いね!
まるでお腹がすいた狼みたいよ!

正しい道なんかわからない。
それでも、ただただ足を動かす。
私は泣いていた。
彼女も泣いていた。



「かえしなさいよおおおぉ!」
「嫌よ!」
「あなたがやってることは罪なのよ!」



罪?
それは、アダムは悲しむ?
私はいけないことをやってるの?
そしたら、今抱きかかえている『幸せ』は失ってしまう。

嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌いやいやイヤイヤ嫌!!
そんなのやだ!

だったら、どうすればいい?
追ってくるこの熊が、これを奪い去ったら。
そしたら、私は大きな喪失感に襲われるだろう。

だったら、やるべきことはただ一つ。
この幸せを失わないために、私がやるべきことはたった一つだけ。
凄くカンタンなこと。



「返して…返してよおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!」






------





ようやく、安全地帯である我が家にたどり着いた。



「あ…お帰り…な…さい…」



ベッドに横たわるアダムが、優しく微笑んだ。
それが凄くひきつってる。
そんなに辛いの?

でも、彼は私を見て、凄く悲しい顔をした。
いいえ、見ているのは私ではない。
ましてや、抱えているものでもなく――







「みいぃつぅけたあぁ」



不適な笑みを浮かべた、怖い熊さん。



「なんで生きてるの!?私、確実にナイフを刺したはずだけど!?(もちろん仕事なので本気で刺してはいない)」
「私をなめるんじゃないわよッ!
 危なかったー。
 MPが足りなかったら死んでたね」
「回復魔法使えたのかよッ!?」
「さすがは極上ワイン『僕と契約してタチの悪い飲ん兵衛になってよ!』ね、MPが一気に回復したわ」
「魔法少女か!あとワイン凄いな!」



おそろしいなぁ…



「それはともかく、さっさとそれ返しなさいよ」
「イヤよ」
「返せよ」
「いや」
「え?え?」



アダムは状況が理解できないようだ。



「さっさと返しなさい!」
「い・や・よ!」
「ところで…何を奪いあってるの?」



アダムが尋ねた。
私と女性は答える。



「「『イヌでも分かる!一時間でカンタン友達作り講座☆~今なら定価17万円~(限定版二冊限り)』っていう本だけど?」」
「確実詐欺だよそれ!あと友達いなかったのかよ!しかもサルじゃなくてイヌかよ!それに限定二冊限りかよ!」
「…あなた、はぁはぁ言って気持ち悪いわよ?いつのまに変態という名の紳士になったの?」
「いやツッコミに疲れただけだってわかってくれよ!」



ツッコミ担当になったんだ。
知らなかった。
あと腰にヒビ入ってるんだよね?大丈夫なの?


今日も世界は平和です。

のほほんと生きる物書きです。
ギャグから真面目なものまでいろんなジャンルの小説を書いています。
…のはずが、最近はがくルカを書くことが多いです。


IN率低いです。
マイページ以外では「かなりあ荘」というコラボに出現します。

全体的にgdgdなものが多いです。
小説は、自己解釈もオリジナルもやってます。
だいたいはその場のノリで書いてます。

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作品へのコメント7

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    ご意見・感想

    あらぁ!?ほんとだ犯人マスターじゃねぇwww

    レン…ご愁傷さまwww

    そうそう、自分無駄に酒の知識ありますけど、これでも未成年ですからネwwwバリバリ現役受験生なんで勘違いのなきようwww

    2012/04/03 01:48:43 From  Turndog~ターンドッグ~

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    メッセージのお返し

    レンは大変な目にあいましt((

    皆さん必ず何かに詳しいですよね。
    お酒はまったくわからないです

    2012/04/03 09:08:32 ゆるりー

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    ご意見・感想

    ぶふうwwwwwwwwwwwなんじゃこりゃwwww
    ゆるりーさんの手にかかると原罪もこんなコメディになるのかいwww

    一番注目すべきはこの人たちとうとう舞台裏さらけ出しちゃったよwwwww
    マスターさん駄目じゃないですかぁめーちゃんが使い物にならないよ?
    え、酒飲んでるほうが使い物になる?そりゃ失礼www
    でもおかげでバカイトが使い物にならないじゃない。
    え?バカイトは的になるのが役目?そ、そりゃ失敬www
    リンちゃんもグミちゃんも何やってんのwwwみっくみくですかそうですか。

    オオ!原曲通りの部分キタ…と思ったらお仕置き決定ですかそうですかwwwマスターもドンマイだよ。
    え?確信犯?じゃあしょうがないねぇ。

    熊は美味しいよ。ちょっとくさいらしいけどwww
    だけどイヴのほうがもっとおいしs
    「ああ!?」
    い、いえ…なんでもないです…。

    そう!熊に出会ったら走っても死にます!!あなたがダチョウでない限り!!(コラム☆ダチョウも熊も全速力は60㎞/hです)
    メーちゃんちょ、待って怖いよ!?どうして釘がたくさん打ち込まれた血染めの木製バットを持っているの!?的なテンションだなおいwwww

    しばらく真面目な感じ…と盛ったら最後の最後でまど☆ギかい!!wwwww(伏せ字にバリエーションをwww)しかもワインかよ!!ワンカップのほうがいいだろ!!めーちゃんなんだから。
    え、マスターがボジョレ・ヌーボー以上のワインしか酒を知らない?wwwそ…それはまたブルジョワな…。

    ほんとギャグの手本になりますよゆるりーさんは。謙遜しなくても…ねぇ?ww
    もっといろいろ楽しみにしてますね【おもにカイトの的としての扱いにwwww】

    2012/04/02 20:55:18 From  Turndog~ターンドッグ~

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    メッセージのお返し

    コメディになっちゃいましt(←

    www
    前のバージョン見たらわかりますけど、実はレンでした犯人。
    そっちのほうが使いやすいw
    そうですねw
    だいたいそれであってますw
    仕事で言ってるんだからしょうがないでs←

    本当の犯人はマスターにオシオキされたとか。
    確信犯www

    美味しいのwwww
    恐ろしいぜイヴさん。

    そうなんですか。ってダチョウはえぇww
    そwwwwれwはwwww死ぬからwwwもっちゃwwwだめwwwテンションwwwww

    バリエーションwww
    ワインです!(キリッ
    ワンカップ…!その手があったか!←
    ボ、ボジョレ…?マスターは一応書き手…つまり自分なんですど、未成年なのでお酒全然わかんないです…

    ま、まじですか…!
    自分みたいなのが、手本になっちゃっていいのかな…
    カイトの扱いにwwwwwがんばりますwwwww

    2012/04/02 23:39:52 ゆるりー

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    ご意見・感想

    メッセありがとうございます!実はディズニーシー行ってて遅くなったといu((殴

    いえいえ面白いですwいや面白すぎますwwっていうか笑い死にますwww
    特にカイトの扱いが毎回ツボですw
    人は73㍍も上に上げれることができるんですねww

    「カイトの扱いに定評のあるゆるりー」ww面白いですねww
    せっかくだから付けちゃいましょう!(((何

    ブクマ頂きますww

    2012/02/13 15:58:28 From  雪りんご*イン率低下

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    メッセージのお返し

    ディズニーは好きじゃないといu(((殴

    そうですか、安心しました。
    え、マジでwwwww
    めーちゃんですからww

    そうですか?ww
    タグつけたのあなたですかwww
    ちなみに「レンディさん凄いです」「つ【リンゴ】×213個」というタグをつけたのは自分です。(((お前もか

    ブクマ感謝です!

    2012/02/13 17:22:53 ゆるりー

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    ご意見・感想

    ちょwwwww
    笑い死にしちゃいそうになりましたwwwww
    とくに『僕と契約してタチの悪い飲ん兵衛になってよ!』がツボでしたwwww
    これ、まど●ギじゃないですかwwwww

    ゆるりーさんの書く、このシリーズのカイトの弱さは異常wwww

    2012/02/12 14:07:28 From  紅華116@たまに活動。

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    メッセージのお返し

    マジですかwww
    まど〇ギをわかってくれる人がいてよかったです。
    …よく考えたら、アレンってまみられてる((違う
    そのうち「カイトの扱いに定評のあるゆるりー」とかいうタグが付くんじゃないか、と思ってます。
    気づいたらこうなってるんですよ…w
    ブクマ感謝です!

    2012/02/12 18:35:03 ゆるりー

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