窓ガラス越しの空、映りこんだ人影
また来たのと呆れ顔わたし
今日も始まる二人だけの舞台

台本なしエチュード
飾らない言葉思うままに
私が話して相槌をうつ
君の顔に咲いた小さな花

エンドロールまで流れる、作りこまれた脚本の中で
僕の名前は最後にはなかった。途中で舞台から降りてしまう

たとえこの目からあなたの姿がいなくなっても
繋いだ物語だけ、それを覚えてなら生きていける

たとえこの場所からあなたの姿がいなくなっても
紡いだ言葉だけ、それを覚えてなら生きていける

降りた舞台続きは客席で
ひとりのために唄う、六畳間エチュード

明け方に霞む空、覗き込んできた人影
今日も新しい物語持って
あなたを笑顔を見に来ました。

薄まり消えるエピソード、治そうとしたペンはインク切れ。
いくら刻めど残らぬ名前を私だけは覚えていたいから。

たとえ私の目があなたの姿を映さなくても
紡がれた物語だけ、それを覚えてなら…

綺麗に整えられた、あなたの残り香すらなくなった
終わりまで紡げなかった台本のない私だけの舞台

いつかあの場所の先、私がそちらに向かったときに
続きを紡ぎましょう。エンドロールの隙間埋めながら

スポットライトが何もない場所照らす
あなたのため歌った、六畳間エチュード

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

六畳間エチュード

オンガク作品にて投稿済み「六畳間エチュード」の歌詞になります

閲覧数:99

投稿日:2023/03/08 12:12:22

文字数:544文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました