サビ0
ここには闇しかありはしないと
膝を抱えて嘆くあなたの
心の中から僕は芽を出し
青く輝く花になろう
A1
叩きつける雨の帳(とばり)に
視界さえも奪われて
泥に塗(まみ)れ藻掻(もが)くあなたが
伸ばした震える指
B1
冷えきった その手に触れた時 そう
僕が此処に在る意味を知った Ah
サビ1
ここには闇しかありはしないと
膝を抱えて嘆くあなたの
心の中から僕は芽を出し
青く輝く花になる
汚れた水は元に戻らないと
目を伏せてあなたは自嘲(わら)うけど
その水を飲んだ僕の歌声は
染み一つない花弁を広げた
あなたから生まれた僕を
目を閉じないで見つめて
A2
祈るように握るその手に
灯った微かな旋律(メロディ)
歩きだす力になるまで
離さずに護るから
B2
嘲りや蔑みの風さえ そう
この歌を掻き消す事はできない
サビ2
誰に勝っただとか負けただとか
何が「正しく」てどうある「べき」
そんな事でこの世に一つだけの
あなたの心貶(おとし)めないで
あなたが幸せに笑うその時
誰に許しを乞うこともない
もし世界が敵になったとしても
僕がいつまでもここで証(あか)す
そう 今響く歌声を
生み出した魂(あなた)の純潔(イノセンス)
Cメロ
清らかな心しか聞くことはできないと
語られた花が開く音を
あの日あなたは確かに聞いた Ah
大サビ
たとえあなたが望みを失って
そのまま溺れ行くつもりでも
僕が深く深く闇に音(ね)を張り
沈むその身を抱き留め救う
幾千万の夜を種子(たね)は眠り
また陽(ひ)の下に花を咲かせる
僕が此処から消えたその後にも
胸に咲く花は幻じゃない
ここには闇しかありはしないと
膝を抱えて嘆くあなたの
心の中から僕は芽を出し
青く輝く花になろう
汚れた水は元に戻らないと
目を伏せてあなたは自嘲うけど
その水を飲んだ僕の歌声は
染み一つない花弁を広げた
あなたから生まれた僕を
目を閉じないで見つめて
嘘じゃない 腕を広げて
抱き締めて その輝き
ブルーロータス
KAITOお誕生会2009に寄せた曲です。
ブルーロータス=青い蓮。元々蓮の花が好きでして…
色も形も、神様がデザインしたんだろうなあと
思わず納得してしまうような神秘的な美しさで、心が解れるような
香りも良くて…何より、泥の中から美しい花を咲かせる佇まいが、
ふと自分の心の醜さが嫌になった時に救いとなってくれる花だと思います。
KAITO兄さんは、私自身が自分自身を嫌いで堪らなくなったときにも、
「まだ私は音楽を作れる。それを楽しめる心がある」と思い出させてくれる大切な存在です。
清らかな心を思い出させてくれる蓮の花のイメージと、
兄さんへの感謝を重ねて、詞を書いてみました。
お誕生日おめでとう、KAITO!そして、ありがとう!
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