アルカディアの終息


終幕を恐れ 序奏を繰り返す夜
慣れた手付きで 転調してオリオンへ

紡がれた羨望の詩 朽ちた者を敗者と呼んだ
拒まれた地動説をも 真実と捻じ曲げた進化論も

所詮は すべては 人間が 生んだのだ
小説の エンディングを 綴れ

徒然と 瓢々と
ペルソナは過ぎ去っていく
頼りなく それとなく
リゲルは輝いている
命なんて ちっぽけな機械を
引っ提げて 生きて
「楽しいか」「楽しいさ」
宇宙法則に囚われたアルカディア



絶やされたアトランティスは 望郷と囃されていた
繋がれた星間線に メスを突き立てる者はいない

崩れ去った 砂の城の主は何を求めて彷徨うだろう
点けられた 誘蛾灯の火 此処に心を置いて往きなさいと

燃えて


所詮は 僕らは 数年の 生命だ
終戦の ソリューションを 叩け

漠然と 黙々と
クロノスが進めていく
振り返り 逆戻り
タイムスリップで謳歌する
命だって 無頓着な夜空だ
無数の願いが
「叶うわけ ないのにな」
宇宙法則に囚われては


煩悩と 願望を
オリオンへ向けて放て
夢じゃなく 今でもない
過去で息をする誰かへ

それは子どもの頃に描いた
「死なない願い」
満天の星空と
宇宙法則に囚われたアルカディア


応えて 
宇宙の誰かさん

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アルカディアの終息

終わることを恐れて 終わらない場所を求めた
終わらない命や 終わらない時間や

でも いざ手に入れると 終わらないことが
恐い

この苦しみが終わらない
誰か この苦しみを この時間を終わらせて


ぷにぽよあっぷるさんの歌詞募集に書かせて頂きました

終わるから美しいのだ
それがもし 自分の命であってもだ

閲覧数:232

投稿日:2019/03/30 16:39:48

文字数:552文字

カテゴリ:歌詞

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