歪なモザイク色の 街路樹が華やいだ
そんな浮かれた季節 想い出が頭を掠めた

憂鬱な素顔のまま 優しげな言葉を紡ぐ
儚い存在感の 憧れに浸ってた

あれから軌跡が過ぎて 情景もぼやけかけて
今目の前の刻に 縋り付く日々の中

金木犀の香りと共に 彼がいた頃の気配
逢える筈もないのに 感傷が騒ついた

四月に降る花弁を 手を繋いで眺めてた
そんな幻がきっと 私の道標だった
でも儚く消える 滑り落ちてく様に
恋心だったのかな 今はよく判らない

心の深層深く 君には華が無いと
眠ってた意識の中で 聴こえた様な気がしてる

それでも生きてけるよ たまに理由を探すけど
誰もが不完全だけど そこまで弱い訳でもない

さよなら淡い追憶 満たされない願い
諸々を踏み躙って ずぶ濡れになって抗う

完全を目指さなければ 貴方はそう呟いた
欠落したままでも 補いながら超えていけるよ

四月に降る花弁を 手を繋いで眺めてた
そんな幻がきっと 私の道標だった

それなら次は私が 貴方を導いてみせる
晩秋に咲いた粉雪 少しずつ寄り添う様に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

October's Snow

こんにちは。ginmugiと申します。
楽曲「October's Snow」の歌詞になります。
宜しければ、楽曲と共にお楽しみ頂ければ幸いです。

閲覧数:223

投稿日:2020/05/30 15:23:22

文字数:475文字

カテゴリ:歌詞

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