【カイメイ】Blue+Red×Halloween 

投稿日:2011/11/24 00:05:24 | 文字数:2,799文字 | 閲覧数:1,805 | カテゴリ:小説 | 全6バージョン

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初投稿でカイメイです。
何番煎じ?なネタですが、楽しんで頂けたら幸いです。

ハロウィーンネタで、内輪だけでこっそり楽しんでいたのですが、思いの外好評で、勇気を出して投稿しました。
かなりズレてますが、ハロウィーンです。でも、ハロウィーン感まったくありません。

魔物やハロウィーンの知識については、ポヤ~ンと流して下さると嬉しいです。
あと、VY1・2について、NGであれば、すぐ消去します。

続きは「前のバージョン」からどうぞ。

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TEXT
 

Halloween Night!
Halloween Night!

今宵はハロウィーン
Trick or treat !

精霊や魔女がやってくるぞ!
身を守れ人間どもよ!
魔界の扉は開け放たれた!
さあ舞い上がれ同士達よ!

人間どもに恐怖を!叫びを!

その声を、しっかりと食すが良い!
Halloween Night!! 

明日は諸聖人の日
暴れられるのも今日限り
明日には扉が閉ざされる

それまで、あますことなく踊り歌えHalloween!!

人間どもに恐怖を!叫びを!

愉快に踊れ!Halloween!!

明日には扉が閉ざされる
次に扉が開く日まで
耐えられるだけの恐怖を!叫びを!
しっかり食していくがいい!!




「明日には扉が閉ざされる」
















「やぁ、カイト!」
 振り返ると、オレンジ色のかぼちゃ頭のジャックが右手を上げてカイトに挨拶をした。
「やぁ、ジャック、楽しんでいるかい?」
「もちろんさ、もうすでにお腹いっぱいだよ!」
 ジャックはガリガリの腹部をボロボロのタキシードスーツの上から、こちらもガリガリの手で摩った。
「おや、ということは、もう帰るのかい?」
「まさか!!これから彼女と、この恐怖に満ちたロマンチックな夜をデートさ!とっておきの恐怖スポットが見つかってね。是非そこに案内しようと思っているんだよ。」
「それは羨ましいな。でも、扉が閉じられる時間を忘れて盛り上がるなよ。」
「はははつ!当然さ!そういえば、カイト、君の麗しの妹君は今日は一緒じゃないのかい?」
 キョロキョロと周りを見渡しているジャックの前で、カイトは白い手袋をした手で頬を掻いた。
「今日は、一緒に行動するって約束してたんだけどね。見事に撒かれてしまったんだよ。」
「おやおや、それはお気の毒に!」
「今、必死に探しているところなんだ。もし見かけたら、すぐ連絡をしてくれるとうれしいんだがね?」
「了解!しかし、妹君も、もう年頃の少女だ。いつまでもお兄ちゃんの庇護の下に居るのも退屈なのさ!その辺も汲んでやれよ。」
「だからさ!あのカワイイ妹に、変な虫がついたら大変じゃないか!だから、この俺が目を光らせておかないといけないんだ!なにせ、あの可愛さだからね。あぁ、今あの子は酷く後悔していることだろう。きっと5歩、歩けば男に言い寄られているに違いない!あぁ、心配だ心配だ!」
 本気で頭を抱えたカイトを冷ややかな目で見つめながら、ジャックはそろそろ退散したくなった。
 この、若干シスコン気味な優男が、魔界の中でも一二を争う大貴族の当主であり、尚且つ吸血一族の首長なのだから世の中分からないものだ。

 今宵はハロウィン。
 明日の諸聖人の日を控え、魔界の住民たちが人の世界で暴れることを許される一年の節目の日。
 この日の夜は、最後の宴として魔物たちは人の世を思う存分に楽しむ。
 人々の恐怖や悲鳴は彼らにとっては何よりもご馳走であるが、人に悪意を持っていない者も多い。中には、人と友情を育み、扉が閉じられるこの日を、しばしの別れに涙をしながら一緒に過ごしている者もいる。
 魔界の扉が閉じられる時間になると、扉から発生する強い引力で、人の世に居る魔界の住民たちは一斉に扉の中に吸収される。
 次に扉が開かれるのは、いつになるか分からない。
 一年以内に空くのは分かっているのだが、それが一週間後か、半年先か。
 一言で言うなら、魔物たちの冬眠というわけだ。
 別に、永遠に人の世に出る事が出来ないわけではないので、カイトはいつもこの日は妹とノンビリとお祭りを楽しんでいる。
 得に、別れを惜しむ友人が居るわけではないし、顔に似合わず強い魔力を持つ彼は普段から蓄えている「恐怖」で充分に扉が閉まっている時を絶えていくことが出来る。つまりは燃費が良い体質だ。なので、今必死に「恐怖」を集める必要もない。
 目下の心配は、先ほどまで行動を共にしていた、目に入れても痛くない可愛い妹のミクが自分の手を離してしまったことだ。
 因みに、ミクは吸血鬼ではなくサキュバスと呼ばれる夢魔である。
 ただし、遠い先祖のロビン・グッドフェローと呼ばれたパックの血も色濃く見えるので、人を誘惑する力はないようだが、兄のカイトは、いつサキュバスの本来の力のそれがひょっこり発揮されるか気が気でないのだ。 
 魔物は、同じ父と母から生まれたとしても、親と同じ種族の者が生まれるとは限らない。生まれた子供が授かる力はそれぞれ。低俗の小鬼同士の夫婦から魔王クラスの力を持つ子供が生まれることもあれば、全く違う種族がポコリと生まれることもある。
 ミクの場合は、先祖代々に引き継がれた力を凝縮して内に秘めている、まさに魔界に君臨するにふさわしい姫君である、とまで言われている。
 しかし、カイトにとってはそのようなことはどうでも良い。
 とにかく、妹が可愛くて可愛くて仕方がない。





 ジャックと別れたカイトは、異形の者たちが踊り狂う広場で、見知った顔を見かけて声を掛けた。
「やぁ、ルカちゃん、珍しいね、君がこんな地上に出てきてるなんてね。」
「あら、カイトさん、ごきげんよう」
 海を統べるクラーケンの一人娘であるルカは、若干浮かない顔をしてカイトに軽く顔を下げた。
「どうしたの?何か浮かない顔だね。」
 顔を覗きこみながら、カイトは「大丈夫?」といいながら頬に手を添えた。
 カイトの手を振り払い、ルカはコホン、と一つ咳払いをした。
「大したことでは無いのですが、海の者たちから、先ほど風の便りが届いたのです。不思議な星が動いたと。」
「星?」
 海を統治する者達は、よく星を読む。
 ソレは、方角を知るためでもあり、世界と繋がる海の一部を管理するため季節や暦を読み、世界と情報交換をするためだ。
 基本的に領海は彼らのものであるので、嵐をおこそうが何をしようが彼らの勝手ではあるが、海が他の世界と繋がっている以上、全く勝手なことばかりして良いわけではない。
 お互いの通信手段として、星を使い、連絡を取り合っているのだと、以前ルカから聞いたことがある。
「不思議な星って、表現が何か曖昧だね。」
「えぇ。なので、私も判断に困っているんです。ですが、東にある本当に小さな星の動きだそうで、警戒には及ばないようですが・・・。」
「ふぅん。なら、気にしなくても良いんじゃないの?」
「えぇ、そう思いたいところです。」
 苦笑いしながら、ルカは長い髪をかきあげた。
「ところで、ミク知らない?」
「あぁ、ミクさんなら、お友達のグミさんと一緒に古城のお庭を観にいくのだとか言ってましたよ。」
「ありがとう!」
 ルカに礼をいうと、カイトが足早にその場を立ち去った。

日々、ボカロの隠れた名曲を探して奔走する、孤独を愛さない流浪の民。
ハマったきっかけはカイトとメイコのデュエット。
キャラクターを意識したのも、この二人が切欠でした。

某CDショップではありませんが、ノーミュー○ック、ノー○イフ状態。
いろんな曲に出会えますように。

孤独にわけの分からないことを呟いているツイッターあります。
ID:isogin926

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作品へのコメント1

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    なななんんと!
    書いた本人イソギンです。
    何かの間違えではないかと、本気で思いました。うおおおお!
    「注目の作品」有難うございます。
    そして、気づくのか遅れて本当に申し訳ありません。
    恐れ多くも、恐れ多くも、有難うございます。

    2012/02/19 11:14:52 From  イソギン

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