#28-3「私たちとみんなは違う」




ミクという子を、私たちが預かることになって早一週間

マスターの彼女と別れる時は、泣きわめいていたミク



「やぁぁぁぁだぁぁぁぁぁ!!!ますたぁぁぁ!!おいていかないでぇぇぇ!!」

「ミク…必ず成功して、迎えにくるから。それまで、メイコさん達に迷惑をかけないように、いい子にして待ってて……ね?」


彼女も目に涙を浮かべながら、ミクの頭をなでていた


「でわ、私は行きます。メイコさん、カイトさん、ミクをよろしくお願いします」


彼女はそういうと、一礼して振り返らずに、まっすぐ帰って行った


「ますたぁぁぁぁぁ!!!」


ミクの叫び声が辺り一面に響き渡っていた





あれから、一週間…

あの子は、私やカイトと目も合わせてはくれない

ミクは御飯の時も下をむいたまま食べ、廊下などですれ違う時もそっぽをむいていた

そして、部屋に閉じこもって、泣いている声が頻繁に聞こえた



「ねぇ、カイト……私たち、預かってよかったのかな?」

「ミクのこと?」

「…うん」


私とカイトは、テーブルをはさんで向き合って座った


「まぁ…知っている人が、急にいなくなったら寂しいよね」

「…そうね。どのくらいで戻ってくるかもわからないしね」


私たちは、いままでの人生のほとんどを一人で生きてきた

だから一人は、なれっこだ

でも、あの子は違う

あの子は最初から、マスターという人のもとで育ってきた

その精神的柱を失った悲しみは大きいのかもしれない

そんな風に私たちは思っていた





私はミクと少しでも打ち解けようと、夕食の買い出しに無理やり連れ出した


「ねぇ、ミク?今日のよるごはん、何食べたい?」


私がそうきいても、相変わらず目もあわせてくれない

私は困っていた

私自身、カイト以外とは、まともにコミュニケーションをとったことがないので、どうしたらいいかがわからない




私とミクは無言のまま、青果コーナーにやってきた

すると、ミクの体がぴくっと何かに反応する

ミクが何かを見つけたようだ

ミクの視線の先では、ねぎが安売りされていた


「もしかして…ねぎ…好きなの?」


私がそういうと、ミクがこちらに振り向いた

目を輝かせて、こくこくとうなずく


「そっか!そうなんだ!よし!今日は、ねぎをいっぱい買って、お鍋にしよっか?」

「うん!」


初めてのミクの笑顔

そしてこれが私とミクの初めてのコミュニケーション


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなでボーカロイド観察(仮)#28-3

ミクちゃん、人見知りだったんですw

まぁ、いきなり親に見捨てられたようなものですからね…


幼いイメージですけど、12歳くらいのイメージですww
なので、少し難しい年頃ですw

閲覧数:275

投稿日:2012/03/28 17:00:40

文字数:1,071文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

  • 関連動画0

  • june

    june

    ご意見・ご感想

    年齢的にっていうのもあるかもしれませんね…

    初コミュニケーションがネwギww

    2012/05/31 19:13:23

    • しるる

      しるる

      そです!

      【ネギ】ですwww

      2012/06/01 02:14:55

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