軽はずみに口をついた
嘘だったらよかったのに
ハヤリヤマイのようだった
気が付いたらもう手遅れ

何かがズレて止まらない
どの歯車が軋んでるの？
どれも正しいように見えて
どれも間違って見えてる

きっかけなんてどうでもいい
事態はもう戻せなくなった
それでも私に刻まれてるの
あの時の私がドミノを倒した

ジブンジャナイジブンジャナイ
呪文のように唱えて逃走
ダレカノセイダレカノセイ
横目でチラ見騒ぎは続く

感染爆発言霊パンデミック
根も葉もない噂核心付く一言
一緒くたになって消えてく
結局はいつかの都市伝説

実態は無いのに真実味を帯びる
信じたいという幻想が蔓延る
否定に躍起じゃ陰謀を司る
意思のない怪物のように歩く

希望と理想で尾ひれが付いて
根も葉もないのに羽が付いて
知らないうちにどこかに飛んで
誰かの涙と笑いに変わって

カンケーナイカンケーナイ
おまじないを呟き雲隠れ
ドーデモイイドーデモイイ
みんな忘れて過去になれ

ここまで来るとみんな共犯で
自分だけでこんなにできないって
いいわけを考えるのにも飽きて
どこか遠くに感じ始めてる

ユメジャナイカユメジャナイカ
何度だって悪夢を見たよ
モドリタイナモドリタイナ
笑っていられたあの頃に

このまま言えず誰にも言えず
どこかに捨てるわけにもいかず
絡みつく重荷に縛られて生きる
後悔するのにももう飽きた

夢なら良かったのに