愛想笑いで隠した心を
見透かしたような君は
真顔で覗き込んでた
「無理して笑うなよ」
簡単な正論が胸を
貫いた夏昼下がり

茹だるような暑さも
跳ね除けるほど爽やかな
ミントグリーン色のズボン
揺れた髪も何もかも
目に焼き付いてた

誰の言葉も瞳も射し込まない
自分で作り上げた暗い牢屋に
垂らされたのは光る蜘蛛の糸
手繰り寄せて近づきたいと願う
だけどこれは御伽噺で
最後には落ちる運命(さだめ)
私には此処が似合うから

愛想笑いで隠した心も
悲鳴を上げ始めてきた模様
夏の日の声が反射
「ありのままでいいよ」
簡単な正論にあの時
頷けば変わったのかな

″私なんか″ネガティブ武装
いつだって太陽焦がれるのに
どうせダメだって決めつけてる
今日も昨日もこれからも…

誰の言葉も瞳も見えはしない
自分で積み上げた高い壁に
突然に空いた小さな穴
手を伸ばして壊したいと願う
だけどこれは御伽噺

誰の言葉も瞳も射し込まない
自分で作り上げた暗い牢屋に
垂らされたのは光る蜘蛛の糸
手繰り寄せて近づきたいと願う
だけどこれは御伽噺で
最後には落ちる運命(さだめ)
私には此処が似合うから

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御伽噺の蜘蛛の糸

無理して優等生ぶることが癖づいてしまった大学生をイメージしました。

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投稿日:2023/03/20 20:33:47

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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