Ａ１：はかない　人生を　奏でるように
　　　琴を　強く　弾（はじ）いた
　　　僕は　その音に　答えるように
　　　そっと　音を　重ねる
Ｂ１：長い　時の流れを　感じて
　　　日々の　おもひでに　ひたる
　　　甘き　空を眺むる　君を見て
　　　僕は　心を　あたためる
Ｓ前：おもひでは　僕の　心を叩き
　　　僕に　記憶を　開かせるんだ
　Ｓ：大切な　心を　見つけ出して
　　　命の　記録に　刻みこんで
　　　永遠の　思い出　になる
　　　それは　とてもはかないことだけど
　　　紡いでた　コトのハを


Ａ２：はてない　記憶の　旅を終えて
　　　君の　部屋を　見ていた
　　　現実は　酷く　悲しいもので
　　　君は　すでに　いなくて
Ｂ２：近い　出来事になど　目もくれず
　　　月の　姿を　探す
　　　悲しき　海の藍（あい）は　月を映し
　　　僕の　心に　突き刺さる
Ｓ前：現実は　僕の　悲しみを呼び
　　　僕に　涙を　流させるんだ
　Ｓ：精神は　虚空を　切るように
　　　魂は　君を　求めるように
　　　延々と　記憶を　探す
　　　それは　めぐる恋の螺旋を
　　　紡いでる　コトのハを


Ａ３：はじまる　一日を　伝えるように
　　　時計の　鐘が　鳴った
　　　僕は　琴の音（ね）が　聞こえたように
　　　はっと　耳を　傾ける
Ｂ３：煙い　倉庫の中を　探して
　　　君の　文を　見つけ出す
　　　優しき　文字の形を　僕は見て
　　　僕は　再び　琴を取る
Ｓ前：音律は　僕の　心を拭い
　　　僕を　前へと　進ませるんだ
　Ｓ：言霊は　心を　奮い立たせ
　　　僕の　譜面を　描き出して
　　　永遠の　音を　奏でる
　　　それは　とても楽しいことなんだ
　　　紡がれる　コトのハを

Ｓリピ：大切な　心を　見つけ出して
　　　　命の　記憶に　刻みこんで
　　　　永遠の思い出になる
　　　　それは　とてもはかないものだけど
　　　　紡いでく　コトのハを