隠されるでもない
ひけらかすでもない
ただそこにある
ただそこにある
ただそこにある心
その一粒を
その一粒を
持って帰りたくなった
帰り道には気付かれないように
花が咲いてるものなのよ
それは僕らの心の回路を
全て視ているのよ
言葉じゃないのよ瞳じゃないのよ
人を作るものは
それら全てを脱ぎ捨ててなお
そこに映る色なのだから
閉じた瞳で
君を視るからさ
白く白く染まりゆけ
君もそうして
僕を視たのなら
何色に映るのかな
そして僕らは気付き始めた
愛は削り取るものなのね
白くなるほど無垢に戻ってく
それを許すならば
怖くはないけど怖くはないけど
あまりにも知らない
この先のこと僕の本当の無垢は
くすんじゃいないだろうか
知れば知るほど
遠ざかっていく
だから瞳はいらない
君もそうして
許せたとしたら
その意味が判るのだろう
その一粒は
その一粒は
僕の中にあるはずなのに
声も形も
ここにあるけれど
それが全てじゃないのよ
君もそうして
僕を視たのなら
白情に映るのかな
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