レンディは今、部屋に行くための壁を登っていた。
「フフフ、ココから行けば、部屋でゆっくりゲームをすることができる…」
とりあえず、最初は「太●の達人の」でもやろうかなッー、と思いながら壁を登る。
因みに、この壁は垂直に建っていて、猫は勿論、カメレオンも登れないようになっているらしい。
何故、レンディが登れているかは、誰にもわからない。
***
「カイト、ちょっと交代してくれないか?」
カムイからの救援。
カイトは敢えて問いかける。
「何故だ?」
「レンディ様が脱出したんだよー!」
「それぐらい知っている。何故、僕に交代してほしいのか訊いているんだ」
レンディが脱出したぐらい、部屋の中を見れば一目瞭然だ。
「…腰を、痛めて……」
やはりあの仮設は当たってたらしい。
「わかった。僕が代わりに捜すから、お前は自分の部屋で休んでろ」
敢えて、腰を痛めた理由は聞かない。
「あ、あぁ…」
カムイはおずおずと、そして腰に手を当てながら部屋を出た。
「さて…」
カムイは部屋の片隅の本棚に待ち伏せする。
待ち伏せをする相手は、勿論レンディだ。
彼女みたいな人は、もしかしたら───本当にもしかしたら、壁をよじ登る可能性があるからだ。もしかしたらだが。
しかし、数分待ってもレンディはやってこない。
自分は何をやっているんだ、カイトは自分に恥じる。
流石にあのレンディ様でも、壁を登れるわけないじゃないか──。
「ふぅ~、やっと到着しましたわ!」
聞こえてきた女の子の声。
これが誰の声なのかは一目瞭然(「目」?)でわかった。レンディだ。
カイトは声がしたほうを見ると、そこには───窓枠に座り、休憩しているレンディの姿。
「…」
カイトの思考は一時停止。
え、何この娘〈こ〉、ほんとに壁登ってきた感じ?え、有り得ないでしょ!?どんだけ凄いんだよ!?おかしすぎるだろ!!?人間が壁登るって!!しかも素手で!!「ワン●ース」じゃあるまいし!!?
「きゃっ」
突如聞こえたレンディの小さな叫び声。
その声で我に返ったカイトは、まさかレンディ様が窓から落ちてしまったのでは!?、と、窓を覗き込む。
しかし、そこには誰もいない。
そうだよな、素手で壁を登れる人が、窓から落ちるわけないか──。
しかし───、
──それなら、レンディ様は何処にいったのだ?
部屋を見渡しても、レンディの姿は見えない。
ドアを開けたは開けたで、自分も気が付いてるはず。
小さな叫び声でも聞こえたんだ。ドアの音で気が付かないはずがない。
「レンディ様…」
カイトは誰もいない部屋で、不安を悟った。
【LOVELESS×××】ⅲ.猫を越えた少女【自己解釈】
3です。
レンディはすごいですね。猫以上です。人類最強です。
〔追記〕
タグ追加、有難うございます!
「レンディさん凄いです」w吹きましたww
[偉大なる本家]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13363453
コメント2
関連動画0
オススメ作品
ミ「ふわぁぁ(あくび)。グミちゃ〜ん、おはよぉ……。あれ?グミちゃん?おーいグミちゃん?どこ行ったん……ん?置き手紙?と家の鍵?」
ミクちゃんへ
用事があるから先にミクちゃんの家に行ってます。朝ごはんもこっちで用意してるから、起きたらこっちにきてね。
GUMIより
ミ「用事?ってなんだろ。起こしてく...記憶の歌姫のページ(16歳×16th当日)
漆黒の王子
(Aメロ)
また今日も 気持ちウラハラ
帰りに 反省
その顔 前にしたなら
気持ちの逆 くちにしてる
なぜだろう? きみといるとね
素直に なれない
ホントは こんなんじゃない
ありのまんま 見せたいのに
(Bメロ)...「ありのまんまで恋したいッ」
裏方くろ子
ジグソーパズル
-----------------------------------------
BPM=172
作詞作編曲:まふまふ
-----------------------------------------
損失 利得 体裁 気にするたびに
右も左も差し出していく
穴ボコ開いた ジグソ...ジグソーパズル
まふまふ
Hello there!! ^-^
I am new to piapro and I would gladly appreciate if you hit the subscribe button on my YouTube channel!
Thank you for supporting me...Introduction
ファントムP
誰かを祝うそんな気になれず
でもそれじゃダメだと自分に言い聞かせる
寒いだけなら この季節はきっと好きじゃない
「好きな人の手を繋げるから好きなんだ」
如何してあの時言ったのか分かってなかったけど
「「クリスマスだから」って? 分かってない! 君となら毎日がそうだろ」
そんな少女漫画のような妄想も...PEARL
Messenger-メッセンジャー-
さあ
船出を祝って旗を揚げよ
御囃子に合わせる手拍子
渡り鳥が示す楽園
ずっと
描きたくて
見つめるだけの画用紙が今や
地図となっている
さあ
舞台を見上げて光灯せ...六拍子御囃子 / MEIKO KAITO 初音ミク 鏡音リン 鏡音レン 巡音ルカ
IMO
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
ゆるりー
ご意見・ご感想
メッセ遅れました。
レンディは神の子なんでしょうか。
なんで壁を登れているんでしょうか。
しかも女の子ですよね、そんなことしてて大丈夫なんでしょうか。
そして「カイトの思考は一瞬停止。」のところでニヤニヤしてしまった自分は大丈夫でしょうか。
大丈夫じゃない、問題だ((
「レンディ様…まさか…?」
「…気配を消すことができるなんて、さすがは私ですわ」
「…ま、真後ろ…?」
「お前はもう死んでいる」
こんな展開を想像してしまいました。
もうLOVELESS×××じゃないw
2012/02/08 22:44:36
雪りんご*イン率低下
メッセ有難うございます。
レンディは神の子ですね。少なくとも。
ウチもなぜ壁を登れるのかわかりません。←
しかも女の子なんですよね。確実に母に怒られるでしょう。
大丈夫です。何気に自分もニヤニヤしてましたから。
大丈夫だ、問題ない((
その展開も面白いですねww
LOVELESS×××じゃないけどw
ブクマ有難うございます
2012/02/09 16:29:39
雪葉
ご意見・ご感想
初めまして!雪葉と申します!ちょっw人類最強というか人類そのものを超えてるww私も思考が一時停止したよ!カイト!私もびっくりしたよ!壁をよじ登るなんて!失礼しました、次の作品待ってます!
2012/02/05 19:26:47
雪りんご*イン率低下
初めまして!ピエロ少女と申します!
自分でもレンディがすごいと思っていますw
当初の設定は、≪猫同然≫だったのに、いつのまにか≪猫を越えた≫…
正直、レンディを書くと、何故か精神が疲れておりますww
2012/02/06 17:29:55