#12「背後とテト」



前回のあらすじ

ルカさんは、意外にもいままで主役をやったことがなかった
そして、ルカさんは勘違いをした






「あぁ……どうしよう……今度から、きちんとしるるさんの顔をみれるかしら」


あぁ……やっぱり……何か勘違いをしている


「ルカは愛されていることがわかったけども……私たちはどうなのかしらね?」


メイコさんが少し不機嫌そうにつぶやいた


「まぁ!愛されているなんて……そんな……」


あぁ……ルカさんがもじもじしているよ……


「メイコさんたちもきっと……」

「……そうでしょうか」


私の言葉を遮ったのは、ハクさんだった


「……メイコさんはともかく、私なんて数合わせじゃないでしょうか……」


すごいネガティブ……


「い、いえ!そんなことはありませんよ!しるるは、「好き」とか「嫌い」とかを表に出してないだけで……」

「あら?そうかしら?結構、いろんなところで「テトちゃんが好き」って言っている気がするけど?」


メイコさんの鋭いツッコミ


「まぁ!テトさんもしるるさんに好かれているのね!じゃ、ライバルね!」


ルカさんは、別の意味で燃えているし…………



「けれど、お二人は【ボカロ観察】にも【妖精の毒】にも、そして単発の【天使です】でも、重要な役割として登場するじゃないですか!」

「でも……それって、別に私じゃなくても……」


ハクさんはネガティブが続く


「いえ!それらはお二人だからこそです!あれを私がやっても駄目なんです!しるるだって、それをわかっててお二人を選んだんです!」


…………たぶんね


「そ……そうなの……」

「な、なんか照れるわね」


ハクさんとメイコさんも赤くなる…………けど、あれは照れているだけ


「ま、今回はそういうことにしておいてやるか」


メイコさんはそういって笑っていた













「全て、聞いてたでござるよ!」


どこからともなく声が聞こえた……が、誰かは姿を見るまでもなかった


「ふふふ、拙者がどこにいるかわかるでござるか」


わかんないけど……正直、どうでもいい



そして、次の瞬間、私の背後に、ぬっとあらわれる人影


「ここでござる!」

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


私の悲鳴と同時に、右手に鈍い感触があった

私が目をあけると、反射的に思いっきり殴っていた

そして、ゆっくり後ろに倒れるがくぽさん



「おお!凄い!体の回転を上手く利用したね!」


と、メイコさんは褒めてくれたけど……


「はぁ……はぁ……この人……一体、いつからここに?」

「……あ、私と一緒に入ってきたんですよ?」


と、ハクさんが、いまさらそれを言う


「ええ!ちょっと!教えてくださいよ!」


私がハクさんを中心に、ルカさんとメイコさんにもそういった


「あら?私は気づいていたわよ?……気配で」


と、頷くメイコさん


「あらら?私も気づいてましたよ?……なんとなく」


と、笑顔のルカさん




ええええええ……何?

私って、そんなに鈍感なの?!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなにインタビュー(仮)#12

引き続き、ルカさんがかわいい件

突如、あらわれたがくぽ
決して、変人ではないですよ?
がくぽは、【ボカロ観察】の中では「まとも」な方ですww

閲覧数:109

投稿日:2013/01/31 23:10:05

文字数:1,327文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    えっと、がくぽさんは……影が、薄いとか? 
    そういう感じですかwww?

    いやーやっぱり、しるるさんが書くルカちゃんは可愛いですね!!
    ……はっ!!
    メイコさんもハクさんも、テトさんも可愛いですよ!!
    もちのろん!!

    2013/02/01 19:52:32

    • しるる

      しるる

      あ、いや、けっしてそういうことではないんですけどねw
      ただ、テトちゃんが鈍いだけか、意識してなくても、がくぽは影が薄いのかw

      なるほど、なるほど
      ルカさん、元々かわいいからでわww←

      2013/02/01 22:55:17

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