月影に忍ぶれど 伝えられぬ想い 我が恋に誰も気づかないで
迷いなき眼で  遠くを見つめる貴方の横顔此方を向いて

風を纏い 花弁舞う 駆け抜けよ 戦乙女の心よ 
薄紅惹いて 惑わす様に 空蝉の如く 隠しきるの

気づいて 気づいてよ 私の想いに 
貴方を想うだけで色に出てしまうの

知らないわ 知らないのよ この苦しい胸に
貴方を想うだけで冷静に保てないのよ

疾走する恋に 見て見ぬふりして 我が恋に誰も気づかないで
人の問いかけに 悟られぬように貴方に顔向けできないのよ

空を裂いて 雨水舞う 駆け抜けよ 戦乙女の心よ
簪挿して 華麗な着物纏い 花街の如く 色香で篭絡するわ

気づいた 気づいたわ 私のこの想い
もう誰にも止められやしないの

教えて 教えてあげる 恋する女心よ
貴方の心を射止めてしまいたい

簪挿して 華麗な着物纏い 花街の如く 色香で篭絡するわ

気づいて 気づいてよ 私の想いに 
貴方を想うだけで色に出てしまうの

教えて 教えてあげる 恋する女心よ
貴方の心を射止めてしまいたいのよ

「ひらがな読み」

つきかげにしのぶれど つたえられぬおもい わがこいにだれもきづかないで
まよいなきまなこで とおくをみつめるあなたのよこがおこちらをむいて

かぜをまとい はなびらまう かけぬけよ いくさおとめのこころよ
うすべにひいて まどわすように うつせみのごとく かくしきるの

きづいて きづいてよ わたしのおもいに
あなたをおもうだけでいろにでてしまうの

しらないわ しらないのよ このくるしいむねに
あなたをおもうだけでれいせいにたもてないのよ

しっそうするこいに みてみぬふりして わがこいにだれもきづかないで
ひとのといかけに さとられぬようにあなたにかおむけできないのよ

そらをさいて あまみずまう かけぬけよ いくさおとめのこころよ
かんざしさして きれいなべべまとい はなまちのごとく いろかでろうらくするわ

きづいた きづいたわ わたしのこのおもい
もうだれにもとめられやしないの

おしえて おしえてあげる こいするおんなごころよ
あなたのこころをいとめてしまいたいの

かんざしさして きれいなべべまとい はなまちのごとく いろかでろうらくするわ

きづいて きづいてよ わたしのおもいに
あなたをおもうだけでいろにでてしまうの

おしえて おしえてあげる こいするおんなごころよ
あなたのこころをいとめてしまいたいのよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

月影ノ恋愛帖

小倉百人一首の平兼盛作
忍ぶれど 色に出でにけり 
わが恋は 物や思ふと
人の問ふまで
という歌からイメージして
くノ一が君主に恋心を抱いた葛藤の歌です。

閲覧数:247

投稿日:2017/06/20 18:43:03

文字数:1,043文字

カテゴリ:歌詞

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