いつまでも いつまでも
この花を抱かせて
一度だけ 一度だけ
思い出させて

リノリウムの床を泳いでく
しぼりだした声とうつろな言葉
痩せた顔のあなたは
「ほら忘れちゃえよ」と笑った

鈍色の空が覗いてる
窓の外 とおくで風が鳴る
「忘れないからね」と言っても
黙ったままで眸を伏せ

いつまでも いつまでも
この花を抱かせて
一度だけ 一度だけ
思い出させて

あなたが遺した やさしさに
わたしの心 ふたつに裂けた

あの日の約束を憶えてる
たぐり寄せた嘘とかくした答
堰の切れた気持ちは
もう偽りたくなかった

むかし贈られた紅い花
教えてくれたその花言葉
あなたから震える両手で
受け取りながら抱きしめられた


いまだけは いまだけは
この花を抱かせて
一度だけ 一度だけ
思い出させて

あのときくれたアネモネは
今年の春もきれいに咲いた

夏が過ぎ 秋になり
この花が枯れても
くりかえし咲くかぎり
泣かずにいよう
笑っていよう



 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

アネモネ

閲覧数:497

投稿日:2014/03/30 22:38:04

文字数:426文字

カテゴリ:歌詞

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  • uota

    uota

    コメントのお返し

    ども、『アネモネ』の歌詞の変更案を考えてみました。


    ■2Bの変更案

    むかし贈られた紅い花
    教えてくれたその花言葉
    あなたから震える両手で
    受け取りながら抱きしめられた


    ■ラストサビ「笑っていよう/笑っていよう」の部分の変更案

    「泣かずにいよう/笑っていよう」
    「笑っていよう/愛していよう」
    「笑っていよう/憶えていよう」
    「笑っていよう/想っていよう」


    いかがでしょうか?
    ご意見いただければ幸いです。
     

    2013/10/28 18:02:14

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