あなたが空の ワンルーム
置き去りの 猫が鳴いた
アンタはまるで わたしだね
はぐれぬように 抱いていた

何ごともなかったように
過ぎ去っていく日々の中で
わたしに懐いていないアンタが
寂しさ隠すよう擦り付いた

何もなくさない生なんて
ありえないそんなのわかっていた
巡り巡る季節の中で
わたしだけ頭が錆びついている
お前だけじゃないと言いたげに
アンタが白い壁爪とぎした


なんだか変な 午後十時 
お揃いの カップ洗い
戸棚の中に 片づけた
見えないように 奥深く

春夏と時間は経った
でも消えぬまま胸は軋み
段々懐きだしたアンタも
時折何もない場所見てた

幾度振り返り俯いた
ありえないそんなのわかっていた
拭い去ってしまえばいいと
夢の中あなたが微笑んで言う
飛び起きていやだと叫んだら
寄り添い顔上げたアンタがいた

心から力が抜けていくたび
何度も尻尾を巻き付けて
お前はひとりじゃないと教えてくれた
そうだね、そうだね、そうだね

何もなくさない生ではね
わからない温もりようやく知る
絞り切った涙を抱え
愛の顔生涯忘れずにいく
当たり前すぎると笑うよう
なーおと高らかにアンタが鳴く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アンタとわたし

大切な人を失った後、
ぽつりと残されたワンルームと一匹の猫。

置き去りにされたのは、
きっと猫だけじゃなかった。

日常の中で少しずつ変わっていく距離と、
それでも残る温もりを描きました。

ピアノを中心に、
静かに寄り添うようなしっとりとした楽曲を
イメージしています。

派手な展開ではなく、
最後に小さな救いが残る一曲になったら嬉しいです。

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投稿日:2026/02/15 13:56:01

文字数:505文字

カテゴリ:歌詞

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