「まぁーたお前かぁ・・・グミ!」
「は?ミヤはあたしが何をしたってイウンデスカ?」
あたしの名前はメグミで、アイツの名前はグミヤだけど2文字の方が短いという理由で〝グミ〟と〝ミヤ〟になった。
以上はミヤの考え。以下はあたしの本音。
本当はあたし、ミヤが好きです。
〝グミ〟って言われたとき嬉しかった。
どうしてこうなった。
きっかけは確か・・・ミヤのメ●ジのチョコレートをあたしが踏んだことだっけな。
ひとつのチョコレートで喧嘩友達になった。
そして喧嘩友達になっただいぶ後、あたしはミヤを好きになった。
もう遅いっての。
チョコレートなんか大嫌い。
*
「グミ、消しゴム貸して」
「いい加減持ってきなさいよ・・・はい」
「どもっす」
ミヤ、勉強してんだ。
・・・と思ったら、ノートの落書きを消してるだけだった。
いつも授業中はチョコレート食べるか落書きするか寝るか喋るかしかしないもんね。
「そんなんだから成績伸びないんだよ。高校落ちても知らないよ?」
今年は大事な受験の時期なのにさ。
「俺サッカーで高校行くし」
「そういえばミヤはサッカー強かったんだったね」
県外の高校からも目を付けられてるんだとか。
でも寂しいな。あたしもミヤと同じ高校行きたい。
ミヤは今日のチョコレートを出す。
先生、お菓子食べてるよ。いいの?ああ、諦めてるの。
今日はモリ●ガらしい。
私の好きな人はチョコレートが大好き。
*
あたしは県体に見事残った部たちの掛け声を聞きながら家路につく。
―――馬鹿みたい。どうせすぐに負けるんだから、練習なんてせずに勉強すればいいのにね。
あたしが所属していたテニス部の団体は地区であと一歩のところで敗退した。
あのとき、あたしは初めて挫折を味わった。
無気力。何にもやる気でない。やることが馬鹿みたい。
なんでテニスやってたんだろ。なんで学校来てんの?
そもそも、あたしは何で今生きてんの?
あたしを救ってくれたのは喧嘩相手のミヤ。
「お前が元気ないとつまんねんだよ」
確かあの一言であたしは落ちたんだ。
それは底なし沼みたいなものだと思う。
はまっていったらもう下に堕ちていく。
そう、ただそれだけのこと。
なのにあたしは何故こんなにも迷うのか?
「あ・・・・・」
この、住宅街にそぐわない汚い田んぼ。
たしか此処であたしとミヤは出会った。
そしてあたしはチョコレートを踏んだ。
始まりと、終わり。
―――此処で待っていればミヤが来るかもしれない。
ふとそんなことを考えた。
あたしは馬鹿な女だ。
*
空では1番星が瞬いている。
此処で待って、1時間以上。
サッカー部はもうとっくに終わってる。
「ほんとに・・・・馬鹿みたい」
此処にいたって約束してるわけじゃないんだからミヤが来るはずない。
涙が溢れて、止まらなくなる。
どうして?
振り向いてくれない悲しさ?
自分へのもどかしさ?
もう、どうだっていい。
あたしが歩き出そうとすると。
「ねえ、君、ヒマ?良かったら俺ん家来ねぇ?」
ナンパ?なに、中3生を相手にするほど飢えてるの?
結構若いみたいだけど。
「どうしたの?泣いてるけど・・・」
「いやなこと全部、忘れさせてあげるよ?」
分かってる。ただの口説き文句だって。
それでもあたしは救いの手が欲しかった。
「本当に・・・?」
男の人はあたしの手を引いて学校の方に歩き出す。
あたしの頭の中では危険信号が鳴る。
駄目だよ、ついて行っちゃ駄目だよ・・・
いいじゃない、別に・・・あたしなんてどうなったって。
危険信号はあたしに恐怖を与えた。
今からでも遅くない・・・・
「あの、やっぱりあたし・・・」
男の人は引っ張る力を強める。
「はなしてっ」
「・・・・グミ?」
「ミヤ・・・・・」
なんで此処にいるの?
「ちょっと」
どうして助けてくれるの?
「嫌がってるじゃないですか」
あたしはミヤの後ろに居た。
ミヤのポケットにはチョコレートがふたつ入っていた。
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ご意見・ご感想
紅華116@たまに活動。
ご意見・ご感想
コメント遅れてゴメン!! 私がリクエストしたミヤグミを書いてくれるとは!!嬉しすぎる!!ありがとう!!
ミヤグミ大好きだ!!三度の飯よりミヤグミ!!
続きも読んでくるぜ!!
2011/05/19 16:51:58
楪 侑子@復活!
紅華ちゃん いやいやこのくらいお茶の子さいさいだy(ry
三度の飯よりミヤグミかぁ!
あたしは三度の飯よりレンリn(ry
2011/05/20 21:38:28