雪化粧の中で吐いた息が日差しにきらきら輝いている
いつもの待ち合わせ場所で駅舎の時計を見上げたら
私を呼ぶ声がして振り向くと彼が手を振っていた

「寒いね」なんて笑って挨拶をしたら
手袋をしていない手が寒そうだったから
私はつけていた手袋を外して手を繋いだ

ゆったりとした穏やかな冬の日に 冷たい風が忍び寄ってきて震える
空気は冷たくても心はあったかで 積もった雪も溶けてしまいそう
空を見上げたら太陽が隠れて そろりと降ってきたよ柔らかなfairy snowが

暖房のよく効いたカフェ お茶を飲みつつゆるゆるお喋りしてる
穏やかに流れる時間 いつの間にか日差しは戻り
眠気を誘う暖かい空間で彼は目を細めてた

「眠いの?」なんて笑って尋ねてくるから
瞼をこすってから違うとかぶりを振って
私はにっこりと微笑んで彼の手を包み込む

特別な日でもないただの冬の日に 一緒に過ごすことができるのが幸せ
空気も暖かくて心もあったかで 積もった雪が嫉妬するだろうか
空を見上げたら曇り空は厚く またぞろ降ってきたよ柔らかなfairy snowが

名残惜しさを残しながら席を立って店を出たら
冬将軍は容赦なく私たちを襲ってくる
でもこんな日だからこそ何物にも代えがたい
ふたりの距離を再認識させてくれるね

ゆったりとした穏やかな冬の日に 冷たい風が忍び寄ってきて震える
空気は冷たくても心も身体すら あったかくて寒さも平気ね
空を見上げたら雪雲がたれ込み ゆらりと舞い込んだよfairy snowが

そっと一粒の雪を掌に乗せて目を細めたら 彼の手を握って温めてもらおう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

fairy snow

季節感無視。

閲覧数:223

投稿日:2021/06/27 12:11:27

文字数:684文字

カテゴリ:歌詞

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