雪化粧の中で吐いた息が日差しにきらきら輝いている
いつもの待ち合わせ場所で駅舎の時計を見上げたら
私を呼ぶ声がして振り向くと彼が手を振っていた
「寒いね」なんて笑って挨拶をしたら
手袋をしていない手が寒そうだったから
私はつけていた手袋を外して手を繋いだ
ゆったりとした穏やかな冬の日に 冷たい風が忍び寄ってきて震える
空気は冷たくても心はあったかで 積もった雪も溶けてしまいそう
空を見上げたら太陽が隠れて そろりと降ってきたよ柔らかなfairy snowが
暖房のよく効いたカフェ お茶を飲みつつゆるゆるお喋りしてる
穏やかに流れる時間 いつの間にか日差しは戻り
眠気を誘う暖かい空間で彼は目を細めてた
「眠いの?」なんて笑って尋ねてくるから
瞼をこすってから違うとかぶりを振って
私はにっこりと微笑んで彼の手を包み込む
特別な日でもないただの冬の日に 一緒に過ごすことができるのが幸せ
空気も暖かくて心もあったかで 積もった雪が嫉妬するだろうか
空を見上げたら曇り空は厚く またぞろ降ってきたよ柔らかなfairy snowが
名残惜しさを残しながら席を立って店を出たら
冬将軍は容赦なく私たちを襲ってくる
でもこんな日だからこそ何物にも代えがたい
ふたりの距離を再認識させてくれるね
ゆったりとした穏やかな冬の日に 冷たい風が忍び寄ってきて震える
空気は冷たくても心も身体すら あったかくて寒さも平気ね
空を見上げたら雪雲がたれ込み ゆらりと舞い込んだよfairy snowが
そっと一粒の雪を掌に乗せて目を細めたら 彼の手を握って温めてもらおう
コメント0
関連動画0
オススメ作品
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲

時給310円
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。

kurogaki
<1>
穢れの禊(みそぎ)で生まれた
母の温もり 知らぬまま
行き場のない悲しみが 山を枯らし 川と海を干す
父神の命に背いて 黄泉国への旅をただ願うが・・
姉神との誓約(うけい)を交わした後に
裂け出でる荒神の性(さが)
荒んだ心の絵図を 天上界に描き出す
この激情 誰か受け止めよ
<2>...日本神話 スサノオ

のづたかし
炬燵の中で丸くなる
尻尾ゆらゆら夢の中
猫耳ぴょこん寒い夜
ぬくぬく幸せ始まるよ
外は白い冬の風
窓をこつこつ叩くけど
ここはあったか猫の場所
炬燵は魔法の空間
蜜柑ころころ転がって
頬っぺた少し甘くなる...ロリ猫炬燵びより feat.初音ミク

☆Asura☆花蓮
【NOT!! / 歌詞】
寄り道した街のそばで探してる
まだ何も見えないけど聞こえてる
まっすぐに進め
行けばわかるさ
どこまでも行けるはず
暗くても進め
何か掴むまで
いつかまた会えるはず
歩いていけば交わる時が来る...NOT!! / 歌詞

ソウキ/SABLEGRESS
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞

じん
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想