春、風が吹けば
ふとした少しの些細なきっかけで
花が散ると思い出す
坂道、影、揺れるスカート
足元を見れば石ころが ただの句読点のようで
雨が降れば追いかけて 蹴飛ばして歩いた並木
夢で逢えたら 息はできるかな
そうやって 重ねてきたもの全部
静かに目を閉じてしまおう
青い空が滲んでゆく
まだ、夜明けを待つ 花曇りを仰ぐように
空白が埋まっていく
ただ思うがままでいい染めてゆけ 花に霞む
舞い散る花びらはきっと僕宛の手紙だ
君から受け取ることすらできない
花であれば 恋であれば 贅沢なもんだ
僕らはまだ幼すぎたかな
溜め込んだ言葉は白んでゆく
青空が滲んでゆくから
ちっぽけな羽根で飛ぶこともできない
空白に埋もれていく
ただ在るがままでいい染まってゆけ
まだ空に焦がれているから
足跡を振り返ることもできない
空想を歩いてゆくから
思うがままでいい染めてゆけ
白んだ空夢に手を伸ばした
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