言葉があって
 私はそれを使う
 感情を表すために
 思いを伝えるために
 でも、
 口にした言葉は
 どこか嘘くさい
 なぜだろう?

 言葉をもって
 私は関係する
 ありがとうと言ったり
 ごめんなさいと言ったり
 でも、
 口にした言葉は
 どこか薄っぺらい
 なぜだろう?

 それは
 心のどこかで
 舌を出して
 笑っているから
 それは
 心のどこかで
 人の慰め
 期待しているから

 吐露した思いの底に潜む
 醜い私を知られるならば
 いっそ閉ざしてしまいたい
 口を閉ざし
 心を閉ざし
 私を閉ざしてしまいたい
 でも、
 うさぎよりも弱い私は
 独りになるのが怖いから
 秘密主義を装って
 きつねように笑います

 自分を否定してみせるのは
 そんなことないよ、と
 誰かに肯定してもらうため
 他人を肯定してみせるのは
 その裏こっそりと
 自分の優越かみしめるため

 自分が嫌いで
 自分を否定して
 自分を信じられなくて
 でも、
 自分が可愛くて
 自分を肯定したくて
 自分を信じてあげたくて
 そんな風に
 自己中毒を起こしては
 自分勝手に怯えます

 純粋でありたい
 自分の思いに感情に
 誠実でありたい
 他人の思いに感情に
 でも、
 どうやらそれは難しい
 不可能なのかもしれない
 慰めながら算数をして
 悲しみながらほくそ笑む
 そんなことを繰り返すだろう
 繰り返すのだろう
 だから私は妥協する
 不純のまま
 不実のまま
 算数をしよう
 ほくそ笑もう
 その代わり、
 そんな私を自覚して
 出来る限りの純粋と
 出来る限りの誠実で
 他人と向かい合っていこう

 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

私は妥協する

一九作目。
最後の4行を入れるかどうか悩んでいた(前のバージョン)。切に誰かの意見が聞きたいです。
これが私に出来る限りの誠実と純粋。不快に感じた人がいたらごめんなさい。私はこういう人間です。どうかゆるしてください。

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閲覧数:434

投稿日:2011/04/01 22:14:45

文字数:719文字

カテゴリ:歌詞

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  • ソラ

    ソラ

    ご意見・ご感想

    人は得てしてこう思う。

    こんばんは、お邪魔させてもらいます。
    ささやかさんの詞を拝見するたび思うのですが、ささやかさん本人の意思、意見、感情というより、人本来の感情を代弁しているように思います。
    だからこそこんなに心打たれるんだと思います。
    普通はもっと自分を傷付けないようにオブラートに包むものですがここまで素直な感情をぶつけられるといつも何故か感想を言わずにはいられないような心境になります。
    きっとその素直な感情に、詩を見ている閲覧者も心を開かれるような親近感を沸かせるからだと思います。

    本題に入ります。
    ラストの四行ですが、正直意味が掴みかねました。
    個人的には無いほうが詩としては安定しているとは思います。
    結局の所、人はそうやって嘘の仮面を被りペルソナを増やして自分を守り、他人をあざけ笑う生き物のようです。
    いくら否定してもこれだけはただ一つの真実だと思います。
    逆に言うなら、そうすることはとても大切なことだとも思います。
    奥底の自分自身を守らなければ人格崩壊を招きますし、他人を劣だと思わなければ今の今日(こんにち)の技術の発展は無かったと思います。(競争社会のことを意味します)
    総じて言うなら詩のようなことを思うのが人間であり当たり前の事。
    ささやかさんの場合、それを自覚し、意識し始めている段階だと思います。
    後はそれを受用できれば考え方が、また一つ”他称大人”に近づいていくような気がします。
    その気持ちをどうか忘れずにいてほしいものです。
    長文失礼しました。

    2011/03/30 22:54:24

    • ささやか

      ささやか

      こんばんは、ささやかです。メッセージありがとうございます。自分がどこまで自分の思いに純粋でいられているのか、他の人が共感してくれるものを書けているのかはわかりませんが、少なくともソラさんにそのように評価してくださるのは光栄です。(〃'∇'〃)ゝウレシイ

      ソラさんの意見大変参考になります。他人と誠実には向かい合うには、当り前ですが他人に誠実に向かい合っている自分が必要なのだと思います。そしてそれには自分の感情に対する確信、自己肯定が必要なんじゃないかなあと。……すみません、全然上手く説明できていませんが、そう考えて最後の4行を残してみました。
      ですがご指摘の通り、ないほうが詩としてまとまっており、手を広げ過ぎて完成度を削いでいるとも反面感じていましたので、なんというかスッキリした気分です。ありがとうございます。

      2011/04/01 22:46:04

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