ゼロイチ【仮タイトル】
1A
午前4時 暗闇の中 ひざを抱えた
鼓動だけ部屋に響いて 泣きたくなった
夢なんて もう何年も見てないけれど
あの人が言った言葉が 今も痛くて
1B
あの時の僕に「ごめんね」
そうつぶやいて逃げだしたんだ
それなのにまだ僕のこと
呼ぶ声がする気がしたんだよ
1S
生きている理由だって 生きてきた理由だって
わかないんだ 毎日時間に追われるだけで
「もうやめてしまおうか」なんて思うけど
僕はまだ、ここで生きているんだよ
ほら…また 望んでなんかいないのに
僕の部屋にも朝日がさすよ
今日が昨日にとけるの
2A
昔見た あの夕映えはひどく綺麗で
今もまだ 忘れられずに 僕を責めるの
昨日より大きくなった 声を無視して
今日もただ 進めないまま ここにいるんだ
2B
守れない約束なんて
しなかったのとおんなじだけど
弱いまま大きくなった
僕にはとても重すぎたんだ
2S
いつかなくなるんだって いつかは終わるんだって
全部わかってるんだ ただ笑ってごまかしてみるけど
「もう考えたくない」なんて思うけど
僕のこと 認めて欲しいだけなの
ほら…また 望んでなんかいないのに
西の空から星が消えるの
明日に今日が溶けるの
3C
昨日だって明日だって今日が集まって出来てるんだよ
君だって僕だって きっと望まれて生まれてきたの
3S
生きている理由だって 生きてきた理由だって
わかないんだ 毎日時間に追われるだけで
「もうやめてしまおうか」なんて嘘だよ
僕はまだ、ここで生きてたいんだよ
ほら…また ゼロからすべて 始まるよ
僕の部屋にも朝日がさすよ
今日が昨日にとけるの
あすに今日がとけるの
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