始めて僕の眼に映ったのは
ワイヤフレームの中から飛び出した
君のシルエットだった
その時僕は僕が主人公の物語から
君の物語に変わったのさ

あれはいつのことだったか
自分が特別な人間だって
僕は勘違いしてた
僕はこの世界を光の速さで飛び出して
なんでもできると思ってたのさ

出会うはずのない僕らの出会いは
水平線を歩く猫より美しいのさ
僕は空想上の鳥になって
無限の空を飛び続けるのさ
この形而上学的な恋を
僕は無に還したくはないのさ

どんな悲劇的な結末だって
機械仕掛けの神が降りてきて
一切合財元通り
最後は君の笑顔で幕が下りるって
僕はそう信じているのさ

僕は脇役でいい
舞台袖から君を眺めているだけでいいんだ

世界を巻き込んだ君の舞台は
窓辺に置かれたランタンより美しいのさ
手術台のミシンとコウモリ傘も
君の引き立て役にすぎないのさ
この形而上学的な恋を
僕は無に還したくはないのさ

出会うはずのない僕らの出会いは
水平線を歩く猫より美しいのさ
僕は空想上の鳥になって
無限の空を飛び続けるのさ
この形而上学的な恋を
僕は無に還したくはないのさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

メタフィズィック・デッラルテ

閲覧数:144

投稿日:2013/07/30 15:42:27

文字数:482文字

カテゴリ:歌詞

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