本当ならネギを食べたい。しかし、それはできない。
なぜならば、アンドロイドの私には、ネギを消化できないからだ。つい先日故障の原因にもなったからだ。
そうはいっても身体がネギを求めてしまう。
時間は刻々と過ぎていく。私はどうすればいいんだ。
このままだとマスターが帰ってきてしまう。そしたらネギを取り上げられてしまう。
周囲が騒ぎ始め出した。
「ミク姉やめようよ」
と弟のレンが言い出した、
お姉ちゃんに何たる言い草。
私は決めた。食べることにした。
「いっただきまーす」
至福の辛味がノドに電気信号を伝えてきた時、
「こら~ミク!」
マスターの怒った声が聞こえてきた。
その瞬間、私の電源が落ちる音が聞こえた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

『ネギを食べたいだけなのに』

身体がネギとの闘争を求める。
ショート小説。


この作品から再始動したいと思います。
この作品から積み重ね、面白い小説を書けるように研鑽していきます。
どうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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投稿日:2024/06/24 23:32:00

文字数:315文字

カテゴリ:小説

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