76の頃だっけなあ
晴れた朝 カーテンを閉めて
薄暗い部屋 1人
さんかくに座って

76の頃だっけなあ
デパートの小さなテレビ
閉店まで

77の誕生日だっけなあ

薄暗い部屋 1人
泣きながら笑ったテーブル
コップが床に転がって
「さみしいねえ」

誰がきいているっていうんだい
77の言葉なんて
誰がきいているっていうんだい
届きやしない

5つの頃だっけなあ
大きなぬいぐるみ
ローソンの火を吹き消して
みんなの笑顔で
腕の中で包まれていた
あの幸せが

78の誕生日だっけなあ
綺麗な花が床いっぱいに
ぬいぐるみを抱いたまま
目を閉じたんだっけなあ

ライセンス

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ひとりぼっち。

1人ぼっちのおばあちゃんの誕生日のお話。
家族や友人がいない毎日に孤独と寂しさを感じながら。

閲覧数:53

投稿日:2016/03/11 00:25:06

文字数:279文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 中村名奈

    中村名奈

    ご意見・ご感想

    おばあちゃん愛おしい

    あと「ローソク」が「ローソン」になってる気が…

    2016/06/11 03:45:40

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