並んだ影を踏まないように
歩幅を揃えて歩いていた
いつの間にか離れる背中
歩幅を広げて追いかけた

いつか見たのはたぶん
置きっぱなしの昔話
滲んだ文字、輪郭
まだ思い出したくないままだ

振り落とされないようにしがみついて
見失わないように近くに居て
継ぎ接いだ思い出から見つけだして
笑って、笑って、笑って、また攫って!

「月並みな言葉だ」って
聞き流したこともあった
わたしが迷わないようにずっと
繰り返したことだと分かった

ここじゃないどこかに
行けるならどうでもよかった
繰り返した人生に
ずっと触れないままで

振り落とされないようにしがみついて
見てしまわないように知覚に居て
過ぎ去った思い出から連れ出して
笑って、笑って、笑って、また攫って!

みんないっせーので生まれ変わって
ゼロから一緒に進もうって
それでもきっとまた少しずつ追いつけなくなって
いつかひとり立ちつくすだろう

振り落とされないようにしがみついて
見失わないように近くに居て
知らないところまで連れ出して

振り返らないようにあなたを見て
見失わないように追いかけて
繰り返す思い出から抜け出して
並んで、並んで、並んで、また笑って!

どうでもいいこと言いたかったんだ
また、どうでもいいこと言いたかったんだ

どうでもいいこと聞きたかったんだ
また、どうでもいいこと話し合って
「そうだった!」って笑いたいね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ゼロから

閲覧数:37

投稿日:2024/05/25 19:06:07

文字数:604文字

カテゴリ:歌詞

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