☆*゜・。
内容を理解した芽衣子は唐突な展開に脳がついていかず、理解した内容を何度も繰り返しては流騎に確認を取っていた。
「…わかったわ、大体のことは。それで?これから、どうしたらいいの?」
「めー姉は…というか、めー姉達はやられ役。芽衣斗さん達は簡単に近づけるだろうから、その方は芽衣斗さん達に任せてつかまったことしてね」
「…はい?怜、私あんたに嫌がらせでもしたかしら?」
「ううん?いや、めー姉はこういう役やると海翔兄が喜びそうだなぁと…」
「こんな場合でもなければ、怜(と海翔)は地獄逝き決定だったわね」
そういうと芽衣子は力のはいった拳を突き出して見せたが、怜はぽかんとして特に驚く様子もなかった。だた、怜としては内心わざとであることがばれずにすんでよかった、と腹黒さを出していた。
真っ暗な地下通路を抜けるとそこに待っていたのは、真剣な表情の海子とわけもわからず連れてこられた海翔、それとどこから先回りしたのか来緒が両手を合わせて三人に謝罪した。
「ごめんな、あのチビがやれっていうからさ。ま、それで計画は予定通り。結果オーライだろ」
「貴方ねぇ…」
「最低…」
悪びれた様子もなくいう来緒に流香と鈴の怒りはピークを迎え、来緒はおおきなたんこぶを二つ、頭に作ってしまうことになった。
しかし未来だけは来緒を責めようとはせず、海翔と海子が立っていることに驚いていた。
「いてぇ…。ひどっ女がすることじゃねぇ!!」
「うるさい!そっちこそ女相手にすることじゃないじゃん!!穴に落とすってどんな趣味してんの!?」
「趣味じゃねぇ!チビ!!ガキは家で留守番してろ!」
「はぁ?何言ってくれちゃってんの、この馬鹿。もう十四ですけど?アンタの中でどこまでがガキなのか、教えて欲しいわ」
「基本的に十二くらいまでだけど、お前はちびすぎてガキにしか見えねぇ」
「はぁ~!?」
二人の喧嘩はおさまらず、言い合いをしては鈴が飛びかかり、それを来緒がとめるのを繰り返していた。
それを無視して流香と未来は海子へと話を変えていた。
「ねえ、海子ちゃん。これは一体?」
「説明している暇はないんです。いいですか、これから協力していただきたいことがあるんです。ここは洋館の裏です。私達しか知らない、抜け道があって“あいつら”にばれないように奥間まで近づくにはここしかないはず。今、めーくんがあいつらを奥に通しているところです。めーくんから合図があったら、ここから飛び込んでください。あと、流香さん。貴方は、この地図の通りの場所へ行って、仲間達を助けてはいただけませんか?仲間は八人いますが、皆どうしているのか・・・。お願いします」
「どういうこと?それは怜が連れ去られたのと関係があるの?」
「大有りです。みずから手を出したわけではないにしろ、それをさせたのはあいつらですもの」
その言葉にクオに飛びかかろうとした鈴の動きがぴたりと止まった。ゆっくりとこちらに眼を向けてきて、素早く海子に飛びつくととても大きな声で海子を問い詰めた。
「どういうこと?ねえ!!怜は、どこにいるの!!」
「さあ、その少年とやらを見せて頂戴」
「…」
無言のまま、芽衣斗は頭を軽く下げて部屋を出た。
長い廊下を先ほどの部屋まで進み、扉をひらくと中にいた三人に頷いて合図をした。
すると、三人も頷いて応え、怜と芽衣子が立ち上がると流騎ともう一度頷きあって芽衣斗の方へ歩み出た。
「…気をつけて。俺も、流香と行ってくる」
「ああ、お前も気をつけろ。――いくぞ」
「はい」
「ええ」
そういって三人が出て行くのを見計らい、流騎は窓を大きく開いてそのまま下へと飛び降りた。下では少し不安そうな流香が流騎を待っていた。
「…まった?」
「いいえ。大丈夫ですわ。けれど、何が起こっているのかがさっぱり。説明してくれないかしら?」
「――行きながらね」
そういって少し微笑むと流騎は姉の手をしっかりとつかんで、驚異的なスピードで走り出した。無論、流香もそれに負けず劣らないほどのスピードでそれについていった。
満月の夜に Ⅷ
こんばんはー。保健体育の課題の「腹筋十五回」で筋肉痛になったリオンでーす。もう笑えないよ…(泣)
今回は今までと比べて少し短めです。というのも、ここから進めるとラストまで書き上げちゃいそうで。そうなるといつもの倍じゃすまないだろうなぁ、と。
まあそんなとこで、今回は短めなんですが、ここまで殆ど「星の力」が活用されていない…。意味なくね?…ないですよね。
気にしないでください。もう、無視…あ、いや、無視しないでください。見守っていてください。生暖かいめで。(←どんな眼?)
では、また明日ぁぁぁ
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なぜだか分からない この想いだったんだ
でもさ 言えないのはわかってるんだ
だから 仲良い友達として それで終わろうii
中川 清燕
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
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ご意見・ご感想
リオン
その他
みずたまりさん
腹筋…治りましたよ~。本当は、腹筋背筋と腕立てを十五回ずつだったんですけどね…。腕立てをやってるときに腹筋と背筋のツケが回ってきまして…。その場でご臨終しました。
大体、インドア派の根暗のパソコンオタクの運動音痴の美術部にこんなことをやらせるのはあまりにも酷ですよ><
私は命がどっかに飛んで入ったような気がしました…。
星の力…あ、もう忘れてください。もういいや。無かったことにしよう。
どうとでもなりますよね!!多分!!無かったことにしよう。いや、マジでなかったことにしよう。
暖かい目じゃだめなんですよ!!!暑いじゃないですか。生暖かい目でお願いします。
2009/07/30 18:46:44