A
あれから幾日が 記憶を引き裂いて今
永久に思えるほどの 時の海を跨いで二人は
互いの声を呼んだ 聞こえるはずのない声を
時を超える言葉だけが 時間の雲を割いた
遠く遠く遠く二人は 今を今を今を見つめていた
知覚知覚知覚の谷は 今を今を今を遠くした
B
帰ることの無いこの声を 天に向けて投げた
サビ
昔二人は誓った 永遠の愛を交わした
それが今になって 永遠の短さを知った
言い訳のようなキスと 引き分けにしたかった思いだけが
胸の中に燻って 今日も思い出すんだ
A
二人の出会いは秋の 夕暮れの帰り道の途中
一人は自転車をこいで 一人はとぼとぼと歩いていた
最初は赤の他人が 赤信号で立ち止まってから
いつのまにか歩幅が 似通っていたことに気付いたんだ
早く早く早くしないと 夜が夜が夜がやってくる
でもねでもねでもねこの時間が ずっとずっとずっと続けばいいと
B
帰り道のたった1キロで 生まれた意味を知った
サビ
星空を二人で見た 青空を二人で見た
それはきっと互いを直視できないから
でももう隠しきれない 言い訳のしようがないと
開き直って叫んだ 言葉弾けとんでいた
間奏
それから二人は うまくいってた
きっとお互いに ベストなんだと思った
でもそれは脆く 崩れていった
君は南に 僕は東に
B
帰りの電車に乗り遅れぬよう 走る君に手を振った
かなしいと……
サビ
誇らしいと声を張って 笑顔で君に手を振った
それくらいしか出来ないと 知っていたから
二度と会えないなんて そんなことはないけれど
そのくらいの距離が一番遠い こと知っていた
あれから何年経ったか 忘れるほど時は過ぎて
それでも二人はどこかでちゃんと 生きていますか?
あの日見た空の色 あの日知った体温の感覚
今でちゃんと憶えていますか?
石の下で眠る 君はあの頃のままで 僕また思い出していた
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