おもちゃ菓子の投稿作品一覧

硝子だらけの街を傷つけないように歩いて
傷だらけの心に誰も気付いてはくれない
隣にいる誰かに向ける笑顔の数が
増え続けるかわりに 割れる音がする
ドアを閉めて 鍵をかけて 人を脱いで 寝転がって
溢れる僕は あと何枚残ってんだ？
僕の代わりなんて
何処にも居るはずないのに
探さないでと沈んでいく泡...

閉じたままの僕の心には
鍵があるの 僕しか知らない
言葉やきもちの雨で錆びないように
こっそり隠してる
吐き出せよなんて言われても
吐き出せる程の僕じゃない
強いと弱いの間で曇り模様
少し此処に居させてよ
水溜まり 底にあった街は
とっくの昔 泡の中に消えたけど...

レンズを叩き割った朝
「最低だ」ってひと言
鏡に映ってる鮮やかな顔を殴った
あの日38ページ
書かれてた文字をなぞって
こうなりたい って夢に写していた
あれから十数年が経ちました
未だ集まってない35ピース
まだやれるよな？って残り数十年に問いかてける
最高な僕にしたかったから 従っただけなのに...

躓いた心臓が この世界の音をかき消した
冷めないようにと胸に当て続けてた手はきっと
砕き続けていた感情を引っ張り出したいからだろう
だからもう振るわないよ
欺いた心が今 僕の音をかき消した
脆い言葉も広い泡の中に溶けていった
君の足跡に躓いたって僕は言い訳をしている
空が今にも泣き出しそうだったから...

かっこつけちゃったよ 軽々しい
「好き」って言葉も辛いから
地図の真ん中で泣いていた 僕の名前はなんだ？
此処は昔僕が描いた世界 魚が空を泳いでいる
化石になっていた 人も 街も 歌も
落書きされた壁の向こうに 行こうと思えない僕がいる
きっと分かっていたの さよならが近づいてる
「まだまだ歩けるか...

呼吸を繰り返してるカーテンへと
手を伸ばして覗けば
交換されたばかりの空の色が
染み渡っていく
出来ないことばかりでさ
靴を履いて一人宝探しに行こう
真っ白な地図と謎なんてもう
雪みたいに溶けてしまえたらな
聞こえていますか先の僕と通話中
昨日の僕と繋がらない...

奥まで潜ったのは紛れもなく私
蓋をされてほら 出られなくなった
夜なんて嫌いだ 朝なんて嫌いだ
過去なんて嫌いだ 明日はもっと嫌いだ
雨上がりの空 アスファルトに溶けた
私の右手は何かを探してる
奥まで潜ったのは紛れもなく私
暗くて冷たいこの瓶の中で
空っぽになってく夢を今も抱きしめている
溶けきら...

生きる為に泣くんだろう？
明日の待つ方へ僕は行くよ
だから だからもういいだろう
分からないよ
死ぬ時に笑うんでしょう？って
君は言ってたじゃないか！
全てが溶けて逝く此処で 何かを残せるのかって
馬鹿げてる 馬鹿げてる 馬鹿げてる
震えてた一人 星の匂い
ただ冷たい風に打たれなが...

心も 未知も 今も
僕の足では進めないから
足して来たけど濁り出した
次第に見えなくなっていく
きっとそう、
「走り出せば言葉に轢かれそうで また足が竦んだ。
君だってそうだろう？」
なんて嘆いて時間に喰われ 消えていくのか
Just throw it away 要らないから
欲しい物なんてここには...

さぁ、今夜は特別な
主役を決める為のパレード
参加券はみんな貰ってる筈だから
脇役が似合うと言われたって
それは僕が決めるから
選ばれたいよそりゃあ勿論さって
全力で駆け出した
敵が居ない筈無いし、
重い枷は必要なの？
その他諸々の荷物が邪魔だな...

削除をクリック またゴミ箱に溜まってく
好きなものは何だったっけ？
夢は何を見ていたんだっけ？
歩くことに疲れてさ、人の声に憑かれてさ、
また僕は僕を削いでいくんだ
嫌いを嫌いと言えなかった
好きを好きだと言えなかった
回りつづける行進から抜け出せないでいる
もっとくれよ
盛ってくれよ 飾ってくれ...