綾取りの投稿作品一覧
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14-15-19-14-15-23
手帳に書き連ねた約束
守れそうなものはひとつもない
閉じる音が責めるように部屋に響いた
窓辺に立ち尽くしているだけ
苦しそうな顔が笑っている
見えるものも見ないようになってどれくらい経った?
18-19-18-19-10
うまくなる建前 埋まってゆく本音
甘くなる...スイセイ
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窓越しから見える君の後ろ姿
伸びきった影の終着は行方知れず
思い出から消える君の笑う姿
閉じ切った部屋の明るさは真っ暗闇
口を覆う街を抜ける 咳込んだらそこで終わり
曲がり角の向こうでは 囁きの水たまりが
跡を隠す街を抜ける 知られたならそこで終わり
前と同じ昼下がりは 夕暮れに似た不安が
窓越しか...フレームシティ
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行動だけのデュラハン
構想だけでクラクラ
妄想 論争 相反
感情 理想が届かない
酸っぱい光をバックに
一杯 奇怪をバッグに
背を向けて 肩かけて
「あれが欲しい」
あの光は熱い 酸っぱい 苦しいの三重苦
耐える間もなく絶えてゆく...酸ライト
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いとけない憧れが溶けた夜の下
暗く 蒙(くら)く 星も消えてしまった
歌が歌う 「疑うことを知った自分を」
人の 影を 追って泣いてしまった
太陽なんてやつがみんなを照らすから
始まりでさえ違っていた
言葉なのか それ以外なのかも
答えはまだわからないまま
僕は泣いた 僕は泣いた
どうすればいいかわ...夜泣キ
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星に手は届かない
そんなこと誰だって知ってる
星の夜に憧れ
朝になる毎日を疎んだ
黒はない 紺もない
色がない 夜があるだけ
愛がある 夢がある
希望がある 僕がいないだけ
眩しすぎるから涙が僕を染めた
そして月が僕を呼んだ...月になる
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自分の感覚に落とし込めない天気の下
二日酔いの頭がやけに冴える
体も洗わずに潜り込んでた布団をどけ
中身のない財布を腰に差した
雲ひとつない青 がらんどうな空色
花粉が微かに霞む昼間に
脈絡なく君を思う
いつも通りの支度をして
いつも通りの電車を待つ
初めて会った日を振り返るように...もやのかかる日
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一羽兎は月明かりの下で
孤独な歌を夜へ流した
誰も知らない 儚き日の夢に
理想を愛を今に繋げる
髪に飾るは希望
跳ねた跳ねた 笑った泣いた
遠くの兎にも伝えていった
ここにいることを
跳ねた跳ねた 話した知った
近くの兎にも語っていった...一羽兎
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15+13+15+11
気にしてないふりが得意だから
不安になる毎日だけど
とらわれないふうが素敵だから
もっともっと好きになる
15+12+14+11
この前渡したプレゼントとか
昨日あげたお土産とか
全然つけてはくれないけど
笑顔ひとつ誤魔化して...Believe
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12+11+16+13
熱しやすくて 冷めやすい
変わるがわるこの心
続かない 話を続けようとも
引き止めてくれるものはない
14+21+13+20
忽然と現れたあなたは
この手を この顔を この体を 熱くさせる
いつかまた冷めると思えば
もっともっと燃え盛って 引き裂かれるよう...フィクルフィーバー
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水溜まりに揺れる 幼い目をしていた
月明かりが伝えた 些細なかくしごと
声が響く 僕だけがただひとり
照らされているだけ
Fly me to the moon
星屑をなぞって 何も知らずに
Fly me to the moon
水溜まりに踏み入れて
夜に消えるだけ ただ それだけ
Fly me to...Fly me to the moon
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クリシェ
有象無象が耳を刺す
わかりきったことばかり慮り
歌いやすいの 「おさがりの
言葉ばっか吐くばかり」 思うひとり
覚えたてこそが一番で
使い古された ぼろぼろになった
そんなものが どこが なにが
良いのか分からない から
今欲しい言葉が 今言いたい言葉が...クリシェ
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潰れた缶の上 けんけんぱもできずに
ただ流れていくのは排水 陶酔
隠れた夜の道 携帯でも嘘つき
事細かに見るのは会いたい気持ちから
理解できない素直さに囚われて
嫌がられる無意識な上から目線
言葉に出るのは心と違うから
もういっそ返事だけ大きな声で
ああ 頭が痛くって 頭が痛くって
どうにも動けなく...二日酔いの朝
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14+16+16+14+16+16
昼間 誰もが猫を被って
つつけば割れそうな上辺を吐いて
調子良く合わせた言葉の裏で
いつも 不安を服で隠して
剥がせば死にそうな御託を吐いて
見た目だけ繕う心の底で
12+15+21+5
泣き喚いて 駄々をこねて
地面に寝そべって もう嫌って...醒める
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たまたまここにいるだけです
たまたま悩みがあるんです
たまたまそれが解決して
たまたま誰かと結ばれたんです
そう この世は
そう たまたまでできてて
そう じゃない人なんて
そう はいないでしょう
これで全部なんて思わないでよ
四方八方 津々浦々に所狭しとスポットライト...アンライテッドヒーロー
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なんとなしに歩く涼しい夜
あのときと同じ夜の匂い
あのころから何か変わったか?
答えられない自分が奥底で
子供の僕が言ったんだ
嘘なんてついて恥ずかしくないの
大人の僕が叫んだんだ
つかないでいいならそうしたいんだ
夜でつながる僕と僕は
今日も禅問答を繰り返す...夜の僕
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11+11+14+13
何も見ずに生きてきた
毒も薬もなかった
人といる時に感じるのは
薄い透明な壁の中
20+10+13
大人になって 無責任に放り出された
そしてやっとわかった
私の辞書には何もない
13+13+21+13+13+16+25...Know
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季節外れの 雪混じりの雨
片付けたコタツが愛おしくて
着込んだ服と 濡れそぼつ靴が
せっかくの休日を重くさせてゆく
どうしてるかな なにしてるかな
深くもぐって考える
どうしたかったかな なにしたかったかな
雨音が 私を 揺らしてゆく
なんとなくで買ったペンダント
いつか誰かにもらったヘアピン...春分の日
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笑顔だけが取り柄です
不器用でもなんとかやってるからさ
褒めてほしいの
仕事はまだ苦手です
少しずつでなんとかやれてるからさ
褒めてほしいの
大それたことしたいわけじゃない
役立ちたいわけでもない
気が利いたことしたいわけじゃない
人助けのつもりもない...Praise me!
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誰にも出せないままの手紙があるんだ
誰に宛てたわけでもない 私のココロの中
さよならサンデー また明日から
溜め込むだけの日常が
おはようマンデー もうポストには
入らないんだいっぱいで
それならこの手で届けるしか
それともこの手で燃やそうか
なんてね
いつからなんて もう忘れたな...レターレター
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どうせこの世は酸っぱいから
手に入れられなくていい
ただちょっとだけ砂糖をかけて日常を頂くくらいで良い
辛いことも苦しいことも
それだけでなんとか飲み込めるように
今日もさあ いただきます
常識に当然を混ぜたシリアルが朝食で
理不尽濃縮還元の牛乳で飲み干す
歩く速度は僕を置いていく...どうせこの世は酸っぱいから
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ひとりのおでかけ ふら ふら
時計もスマホも置いてきた
ただ陽の赴くまま 足の行きたい場所へ
アスファルトを叩く
日暮れの夕焼け ちら ちら
お金も鞄も置いてきた
ただ目の移ろうまま 明日言いたい場所へ
自動ドアを開く
歩け 歩け
自分を探す旅でなくていい...アルヒノアルキ
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夏 夏 暑さ
狂おしい青空
夏 夏 寒さ
イカれてるエアコン
くるくる回る
目とコマと言い訳
すいすい送る
字も読めぬ看板
溶けるまでのアイス
汗拭きタオル 保冷剤...唯物論
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姿を変えてみても
態度を変えてみても
その声できっとわかるはずさ
本当の君のこと
てくてく歩く とことこ走る
いつか気障なセリフを吐いて
二人になる
僕の声よ エコー エコー
夜の虹は君に会いにゆく道しるべ
世界に響け エコー エコー...Echo
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ページを捲る その度に
幸せな気分になったんだ
それの名前を 識(し)る前に
歪んだ大人になったんだ
いつからあったのかもわからない
そんな本を僕は愛していたんだ
グレースケールで生きる僕たちは
君の世界からはどう見えるだろう
暮れる街で開くこの本は
局所的天気雨で色が滲む...絵本
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メイ アイ ヘルプ ユー?
鵜の目鷹の目 いつも視線は僕を射抜く
痛い目に遭っているのなら
早めに言ってよ アイコンタクトで
君は目に入れても全く痛くないから
目 眼 芽 女 目が回りそうな
苦しい目に混じった君の目
メ メ メ メ 目も眩むような
暗い雨に汚れた七日目(なのかめ)
Me Me Me...目
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毎日が楽しい 充実しているなあ
ワークライフバランスが取れてるなあ
本当に楽しい? 充実しているかなあ
目まぐるしく変わってく日々に惑わされてないかなあ
そんなはずないって 心から
そんなはずないって 言えるかなあ
今日もぐるぐる 歯車が回って
宇宙船地球号を動かして
私なんてもの...アシタハグルマ
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23+13+16+23+13+18
電柱の数数えて 今日は10 明日は11
代わり映えがありそうでない
なさそうである怠惰な日々ビビビ
履き替えた靴揃えて いつもよりいつもらしくて
生きごたえがありそうでない
なさそうでないホントの心コロコロ
25+12+19+24
この世のすべてが神様なら神様って...ハナシテ
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15+20
争乱を望んでいるんだろう
歴史上最大規模の勝鬨を上げる
12+14+12+15
硝煙の烟(けぶ)る手元に
撃ち抜かれたは 支配 欲望
間隙は爆ぜて隠れて
暇を忘れた 駒を 潰し合う
18+24
安寧と秩序を求めて彷徨えば...Proelium
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20+20+17+12
目を覚ます風が ゆるやかに空へ帰って
耳を撫でる声が まだ知らない陽に溶けて
身体に「おはよう」を 流れ出す鼓動
囁く音が響いてる
20+20+18+13
夜(よ)を明かす鳥が 朝焼けに羽を託して
夢を冷やしきった もう見えない星へ向け
雀に「おはよう」を 溢れ...In White
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16+15+12+6
泣き虫の僕は きっといつまでも
涙を拭って 跡を辿って
空に音をこぼしてゆく
こぼしてゆく
12+17+14+17
人だかり 流れる電車
黒い服に作り笑顔 詰め込んだ
上辺ばかり 溢れる愛想
都合の良い言葉だけが 喘いでる...Ocarina