柳音 カホさん

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イチオシ作品

妹へ

普通が、嫌だった。 ただ、それだけ。理由なんてなくとも、いい。 だから、髪を染め、某音楽界の新星(と思っている)のコスプレをした。当然、皆から気持ち悪がられ、周りのやつら、親でさえも私を突き放した。 否、一人だけいた。何もいわず、笑いかけてくるやつ。漫画や活字文に出てくるような性格の。 リン、妹のリンだった。コスプレが好きなのかと思い、メイド服を着せようとした、が、猛烈に反抗された。 正直、信じられなかった。コスプレ好きでもないのに、うそ臭い。大嫌いなんだと思っていた。 「お姉ちゃん、私がいるから、ね?」 何度言われたことか、この台詞。そのたび、照れたようにそっぽを向くわたしを、可笑しそうに笑った。 だから、何といわれても、答えることができない、よく言えば妹想い、悪く言えば姉バカなわたし。 けど、リンはもういない。死んだ、ってわけではない。全寮制の学校に言っただけ。 前にも行ったとおりの奇抜なかっこうの私が普通に学校へ行けるはずもない。 もう半年あっていない。会う気も、別に、ないんだ。 どうせ、クラスメイトにいじめられるだけ。せめて、といってみても何もしない。できないんだ。 ふと、思いついた。このコスプレしてるんだから、歌え。歌えばいいよ。 何度も聞いて、身に染み付いている歌。リンにささげよう。 めいっぱい、想いをこめて。 『ちゃんと届いてるよ、お姉ちゃん。』 といって大切なあの子の笑い声が聞こえた気がする。

何がしたかったのかなあ?誰か教えてください・・・
投稿日時 : 2011/08/31 17:35

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