遊夜の投稿作品一覧
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甘くて薄っぺらい味のフルーツキャンディ
なんだか青春に似ているから
二人だけの孤独はきっと嘘なの
ローファーで意思を蹴飛ばした
魔法の言葉を囁かれ
今 わたし真っ暗
飛び込めってあなたがその目で促したから
わたしは抗えない
甘い後はいつだって痛みを伴うもので
なんだか幻に似ているけど...キャンディ
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いくつもの嘘で飼い殺したつもりなのね
いくつかのキスで飼い慣らしたつもりなのね
ひみつひみつ 見破られちゃうまえに
ひとつひとつ なくしてゆくの
さよならバイバイ
もう会わない 会わない
探しても無駄ね
もう会えない 会えない
正しくわたしを鏡にうつして
いくつもの歌で愛を錯覚させたのね...ベーゼはしないで
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明日にはわたし目覚めないから
言うなら今のうちよ ダーリン×3
言葉を用いた所で
完全になれない
「終わり」の時がいつ来るかなんて
分かんない
ねえベイビー それなら
嘘を孕んだ目差し 途切れ途切れ
命 たった一度きり サヨナラ
明日にはわたし目覚めないから...ダーリン
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言葉で偽ることはとても容易で僕は笑ってた
この世の仕組みを理解したつもりでいた
君の長い髪が揺れて僕の世界が壊れた気がして
僕の仕組みが変わってしまったから
些細な天気の変化にでさえも戸惑うよ
いっそ機械になりたいよ
コントロールしてくれ
この感情も この衝動も
手懐けられない
うまく噛み合わないの...「fit.」
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たつた独り此処に取り残されてしまつた様だ
僕の此の語彙の少なさは死んだも同じで
君の遺した言葉が丸で呪詛いのやふに
媚びり付いている
赤色は疾うに見慣れて怯えることは無い
其れでも此処で君が僕に生きろと言つたから
僕は遣りきれぬ気分で夜を待つて居た
眦に浮かんだ涙の一雫は絶望
此処に春は訪れず 永遠...不仕合わせな愛情
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針で地獄の入り口を塞ぐの チクチク
糸はすぐに切れる
誰にも救えないわ
恋は地獄の入り口よ 気付いてチカチカ
眩しすぎるライト
客席はスカスカ
ヒールの折れたガラスの靴は
マグマで溶けた
悪い子にさせたのはだあれ?
悪いことされたのはわたし...地獄とピンク
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ザッハトルテのような帽子
お茶目な紳士が笑う
マカロンのテーブルは
不安定に揺れている
日当たりの良い窓際に
座る二人
男の方が彼女に差し出す
アラザンの指輪
しあわせ溢れるここは
「カフェ・パンプルムース」...カフェ・パンプルムースにて。
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いっそのことあなたから逃避したい
考えることを放棄した
あなたは動けないでいる
人はこの恋を邪恋と云う
異種交配して
劣ってしまうような愛などいらない
だから受け取ってよ
わたしのあばら
遠くに行きたいのにわたしなぜか
結局その手を振り解けない...すける肋骨
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わたしの眼にはズーム機能が付いてる
押しても引いてもダメなあなた
脈がないのかな?ダメなのかな?
それでもわたしは諦めないよ
雨も風も味方につけて
パラソル広げればどんな天気も関係ないの
わたしは誰でもなく
あなたじゃなきゃ嫌よ
わたしの砲兵「構えろ!」
あなたに向かって発射...ターゲット
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遠い背中を追いかけるにはわたしの歩幅じゃ少し辛いの
爪先に転がる記憶をいたずらにけっ飛ばす度
嘘吐き気分 嘘吐き、少女
※(銀色のたてがみ まるで勇敢なライオン)
あなたはその手でわたしのことを守ってくれるから
月のない夜も雨が降る日も笑ってわたしと過ごして
音のない朝も雪が降る日もわたしを叱って ...銀色のライオン
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言葉は浮かんだ瞬間 鮮度を失う
言葉は所謂なまものであることを理解すべき
生まれ変わり永遠
合言葉は「はじめまして」
ミルク足して飽きるくらい甘くして
そしてうんと抱きしめて
コンティニューなんてしないよ
わたしあなたのその言葉だけは
信じようと思う
心が浮かれるほど身体は不自由になるよ...甘い来世
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裸足で生活してたら足の裏がかたくなってた
トマトにかじり付くと赤い果汁でドロドロになった
乗っちゃいけない荷台に乗って風を感じた
「あたし大きくなったら女王さまになる!」
小さなあたしはどこへ行ったのだろう
怖くて全部怖くて
呼吸すら只の退屈しのぎのようで
目印が欲しくて涙溢れちゃって
もうどうしよ...少女期
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本当はとても怖いのです 時間は愛さえも奪いあたしを蝕むのです
あたしは今が愛しくなってあなたの首にしがみついて眼を閉じました
こんな青空の下に生きてるあたし達にもうこれ以上の酸素は要りません
あなたはあたしの唇を塞いでしまう
あなたの肩をあたしのこのまん丸い爪で傷付けてしまったので
不要な酸素を肺い...乙女青空心中
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「ありがとう」と君に言われると
心がくすぐったくてあったかくって
ぼくは自然に笑顔になるんだよ
チョコレートを食べながら横目で君を見る
君は枝で地面に大きく
はなまるを描いてた
ぼくからも君にあげるよ
特大のはなまるを!
手を繋いで今日は帰ろうか
帰り道どこかのお家のカレーの匂いにも...はなまる!
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今宵も月が美しい
煙を吐いて見る
片目だけに許された世界は
憎しみで色を失くす
こんな時に限ってお前に出逢ってしまった
今更過去が何だと言うのか
意志の強いお前の目がそう言った
辿り着けない場所へ辿り着くには
お前を斬らねばならない
矯めつ眇めつ見たあの空は...紫煙
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繰り返す嘆きは絶えず溢れて
僕の心に荊を巻き付ける
楽園は遠く果てがない
守るべきものは力ではない
大切な仲間達
傷付けないよう 傷付かないよう
そっと線を引いた心は
いま、光を視つけて扉を開ける
「もう怖くないよ」と
ためらう事だけはやけに上手くて...LIGHT
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俺はあいつを味方だと思っちゃいねぇ
主導権を早く俺に寄越せよ
都合が悪くなりゃすぐに姿を眩ました
罠を張り巡らした「あいつは密偵」
かけ声ひとつですべてが終わるのさ
煙に乗じ心臓目掛けやっちまうのさ
すべて計画通り
距離の問題ではなくて要は濃度
一度切りのゲームのはじまりだぜ
都合が悪くなりゃすぐに...コントローラー
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どんな困難も
受け止めて乗り越える
君のその瞳は
とても純粋で守りたくなる
「僕を頼ってよ」
君が微笑んだ
君の生き方は美しい
自分が傷付こうとも
誰かを傷付けたりしないから
それが正しいかなど...珠生
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「記憶を失う」と云うことは
時期を失すると云うこと
歩み出したのならば
立ち止まらずに進んでくれよ
振り向いてはいけない
※たとえ其処にわたしが居ずとも
何をためらうことがある
記憶の改ざんは常
わたしを呼ぶ声はもうない
もう一度出逢えたとしても...かすれた声
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ちいさくてまんまるのうさぎ
ピンクと白のふたごのこのこ
仲良く手を繋いでおさんぽ行った
イチゴ柄のワンピース着て
ちいさくてまんまるのうさぎ
ピンクと白のふたごのこのこ
仲良く耳をぴこぴこ たくさん笑った
ケチャップでほっぺを赤くして
ちいさくてまんまるのうさぎ
ピンクと白のふたごのこのこ...双子のうさぎ
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緩やかな風に頬を撫ぜられ様と
意志は変わりませぬ
其の手を離して下さいませ
どうかわたしを愛しているのならば
暮れてゆく日の色はもう覚えられず
熱で焦げた心の臓
どうぞ召しませ
疚うにわたし此処に居なかったのだから
惑わされては其処で全て無くしてしまいます
あなたが芯...うそうそ時
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サッカー中継もいよいよ後半戦になって
あなたついに喋らなくなる
わたしは読みかけの本を開いて
あなた居ない場所に行く
「君とはここでお別れだ」
良い所であなたに
本を取り上げられた
あなたの目が構ってほしそうに
わたしを見つめてわたしの頬をつねった
あなたってば力加減の調整が下手で...揺らぐ
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あなたの手で並び変えられた言葉たち
真意など分からないまま
わたしは飛び込むことにしたのさ
慎重に進めよ 音を立てるな
わたしの居場所をセンサーが感知しちゃって
レーザービーム 感度は良好だ
片腕くらいならくれてやるさ
命だけは譲れない
「容易に靡くような君は不必要さ」
あなたそう言ったならば...アナグラム
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出口を塞いだのはどっちだったろう
突然の雨に濡れた
僕の寂しい鼓動に、お願い君が
動じることなどないように
深く深くに楔を打ち込んで
もう僕の心に誰も浸入など出来ぬよう
※「さよなら」を告げた時
泣きそうだった君の鼻は赤くて
僕は今もその赤みをずっと覚えている
「ごめんね」と言えなかったのは...僕は君を失う
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あなたがそこに居ずともわたしは立ち止まらない
もう二度と会わないと知りつつ手を振り見送った
あなたとわたしはここでおしまい
まだふとした瞬間にあなたを思い出すんだ
人混みを上手にすり抜けることが出来るようになった
似た人を見る度少し苦しくなるけど平気さ
あなたがそこに居ずともわたしは立ち止まらない
...さよなら
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やさしいあなたの微笑みに
わたしはいつでも見蕩れる
あなたが入れてくれる甘いホットミルクには
はちみつが入っている
逞しいあなたの腕にしがみつくと思う
溶けちゃいたい
こんなわたしを見捨てず
あなた一歩先で待ってるから
わたし無闇に恐れない
例えわたしの歩むこの道が...はちみつ
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見破られてしまわぬ様
女の仮面(かお)になる
最後に会ったのは何時だったか
野暮な事は思い出すな
脳内イエローカード1枚目
夜明けはバイクの音とともに去りゆくだろう
「君ナド欲シテイナイサ」
あの日のお前の台詞
醜く歪んでしまったわたしの肖像は
昔のわたしの面影すらないわ...レンタル
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あなたに狼になって欲しい
わたしだけを食べてしまう狼に
わたしのことを食べてしまう狼に
どうぞ今晩 召しませダーリン
突っ伏しちゃって蹂躙されて
侵食しちゃって共鳴しちゃって
あなたとならどこまでだってイッちゃいそう
こんなわたしを許してね
心を満たせるのはあなただけ
わたしの頭の中を支配する...不純とレース
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遺伝子を寄せ集めて
つくられた体は
色素を失い
わたしを嘲っている
針は有れど糸が無いから
結べない唯一のパーツ
白と黒が交錯するよ
分かんない どーしよう
霞んでゆく視界にサヨナラを告げよう
わたしはこの道を行こう...つぎはぎ
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この現実がいつか覚めてしまう夢ならば
目覚めなくていい
触れられない幻を愛し
抱かれたって何一つ厭わない
貴方があたしの足りない部分を
補ってくれるならもう恐くない
あしたが足踏みをして
今日を蝕みはじめたってもう泣かないから
「あたし あした等不要さ」
今逆夢に操られ逃げられないあたし...椿
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