タグ「初音ミクオ」のついた投稿作品一覧(15)
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今年も宜しくお願い致します。
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今日から私は、昨日のことがばれてしまったので、多くの使用人に無視をされてしまうようになった。
それは、リンさんが皆に言ったことらしい。
でもそれは、私がクオに手伝わせたからなんてことが悪いのだから、自業自得だ。
だから私はそれについてはもう気にしないことにした。
――もうあまりクオに頼っちゃいけない...トライアングル * 第14話 *
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トライアングル
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--次の日--
「こんにちはー」
いつも通り、大学の帰りに初音家の使用人室に入る私。
私が入る時間は、ちょうど使用人の入れ替え・休憩などが多い時間帯だから、人は割と沢山いる。
だから、いつもなら、笑顔で皆が私に挨拶を返してくれる、はずなんだ。
でも今日は、なぜか誰も私に向かって挨拶をしようとする人は...トライアングル * 第13話 *
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--20分後--
「いやぁ、ありがと。手伝ってくれたおかげで、超早く終わった」
「いや、別に…。俺も暇だし」
…この部屋のそうじは、呆れるほど広いため、1人でやったら軽く40分ほどはかかる。
でも今日はクオが手伝ってくれたから普段の半分の時間で終わらせることができた。
クオの身長、思ってたよりもずっ...トライアングル * 第12話 *
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--次の日--
私は、昨日リンさんが言った、『今までもずっと、そうだった』という言葉が気になりつつ、使用人室の私のロッカーを開けた。
「…え?」
ロッカーの中をみて、思わず出てしまった声が、誰もいない部屋に響いた。
その中には、なぜかいつもおいてあるものが何も入っていなかったのだ。
私は、使っていな...トライアングル * 第11話 *
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--日曜日午前10時--
「お前だろ?ミクにあの手紙書いたの」
俺、初音ミクオは、部屋におやつをもってきたリンに尋ねる。
…正直、おやつとか3時だけでマジ十分なんだけど…。
「なんの、こと?」
リンは目を逸らして誤魔化した。
これは、完全にリン仕業だな…。
「大丈夫。俺、ミクのことはなんとも思ってね...トライアングル * 第10話 *
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リンさんの言葉が私に突き刺さる。
私は怖くなってすぐにその場を立ち去った。
「しっ、失礼します!」
外に出たら急に、挨拶に行った時、皆に言われたことを思い出した。
…あれは、リンさんに何か関係があるの…?
--次の日--
私は自分のロッカーを開く。
と、そうしたら、1枚の紙が置いてあった。
そこには...トライアングル * 第9話 *
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私は昨日やったように、(今日からは1人で)クオの部屋におやつを持って行く。
今日はお客様がきているそうだ。
どんな人だろう?
「失礼します」
そう言い、ドアを開けた瞬間、お客様の動きが止まった。
クオは、私を見て固まっているお客様に対して、笑いをこらえている。
…私も、この人物が来ているとは思わなか...トライアングル * 第8話 *
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クオが微笑む、その顔が、カッコいいと思ってしまった。
でも私達はもう終わったんだ。
昔みたいに楽しかった時にはもう戻れない…。
私は考えていることを顔に出さないように、とりあえず何か話そうと思い、クオにかける言葉を探した。
「あ、あのさっ!ちょっとだけ、わがまま言ってもイイ?」
「どーぞ」
あぁもう...トライアングル * 第7話 *
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うそ!なんで…、どうしてココに…!?
クオ……!!!!
リンさんは、テキパキとおやつの準備をして、机の上に置いた。
「では、私はこれで…。お二人は少し自己紹介でもなさってください」
え…!
リンさん行っちゃうの?
クオは私達のことは気にも止めず、ずっと本を読んでいる。
まだ私に気づいてない様子。
と...トライアングル * 第6話 *
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男子と女子が、ギャーギャーと言い合っている中、めったに怒らないグミヤ君が少し怒り気味に言った。
「……もう、やめろよ。お前ら」
「グミヤ…?」
「そう見ればさっきのが笑えてくるんだよ。何がおもしろいか俺には全くわからない」
グミヤ君が言った瞬間、不安そうだったグミの顔が明るくなった。
「それに、『テ...トライアングル * 第4話 *
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私は何を言っていいのかわからず、どうしようかと悩んでいたら、クオが言った。
「…やめろ。なんでテメェらの推薦で俺とミクが付き合わなきゃなんねーんだよ!」
クオは、私が思っていたことをはっきり言ってくれた。
私は言われる側のことを考えると、はっきりとは言えないけど、クオのこんな所、少し憧れてたりするん...トライアングル * 第3話 *
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「お~い、男子!ウチらとも一緒に話そっっ!」
グミの明るい声で男子の方も「おー」「いいぜー」などの声が上がる。
そしてグミはすぐにグミヤ君の所へ駆けて行った。
「グミヤっ!」
「おー、グミさん。勉強は大丈夫か?」
あれ?女子から話しても無表情であんまり話さないグミヤ君が笑顔でグミと話してる。
「もー...トライアングル * 第2話 *
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--高校1年11月--
「……ごめん。別れよう、ミク。」
「うん…。私もそう思ってた。」
「もう、気安く話しかけてくるなよ!」
「ー…今までありがとう。」
そして彼は1度も振り返らずにスタスタと歩いていってしまった。
あーあ、今回も1年もたなかったなぁ…。
彼、初音ミクオと付き合って約6ヶ月。今まで...トライアングル * 第1話 *