タグ「ロック」のついた投稿作品一覧(20)
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あゝ舞ひ踊れ 大和の桜
花びらに祈り乗せて
諸行無常に生まれし者
携へるは己(オノ)がこゝろざし
吹き荒ぶ風 この身に受け
喧騒たる征野を駆け行く
無垢なるその心が染まるは
正義か悪か
振り翳した刃の行方は…
いざ咲き誇れ 大和の桜...大和桜
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風が重く吹き抜ける
鉛色の雲たちが
空を隠し未来(アス)さえも
視えなくして駆り立てる
紅い悲鳴が叫ぶ瞬間
眼に焼きつけろ
哀しき成れの果てを
握りしめた剣を 何処へと向けよう
乾いた大地を踏み鳴らし
幾万の敵の数 迎え撃つ志士は...戦場の魂
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願いは遥か越えて… I wish
変わらない 眠らない 世界で
忘れない 譲れない 思いを
今この胸に
背負いたい 掴みたい この夢
届けたい 伝えたい 気持ちを
空の彼方に
汚れない 壊れない 絆は
真似れない 奪えない 誰にも
神さまにさえ...Wish
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あじさいが咲く季節に
何より君を思い出す
ひだまりのような笑顔
忘れられるわけないだろ
無計画な告白じゃ
上手くいくわけもないのに
あの頃に戻れるなら
君への想いも消すから
その時 空が泣いたんだ
雨が降る ちっぽけな僕のトコに...タイニーレイニー
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君は何色で出来ている?
僕は何色で出来ている?
夢は何色で出来ている?
愛は何色で出来ている?
君が何色で出来てても
僕が黒ならば黒になる
どんな色でも黒を足せば
黒になるのと同じように
混ざり合うことは叶わなくて
塗り潰すことしか出来なくて...モノクロメモリー
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『それは私が七つの時、
口減らしのために、
売られたのが始まり。
迎えに来ると云った母は、
何日経っても、
迎えに来ませんでした…。』
明かりを点けませう 行灯に
仄昏(ホノグラ)き襖に映る影
奇麗に着飾った 籠の鳥
籬(マガキ)の向こう側を夢視て...ハナサキガケ
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月夜の森の奥深くにある
藤蔦(フジツタ)巻いた門扉を開けば
百花繚乱の春の庭園
その真ん中に建つ白い舘
棲まうはひとりの妖艶な魔女
蠱惑(コワク)な肉体とこの美貌で
訪(オトナ)う男たちを魅了して
舘に閉じ込め飼い殺しする
真実を吐き出す無垢なる悪女と
偽りを告げる非道の聖女なら...魔女ファム・ファタールの舘
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BLACK CARD...
積み重ねても 灰と化す栄光
時代を憂い 抱き寄せた絶望
ヱデンを求めて 繰り返すカルマ
BLACK CARD...
愚かな者に死を 地獄の神の裁き
BLACK CARD...
身を委ねても 廃して逝く躰
悲鳴を奏で 切り裂いた蒼穹
ヘヴンを探して 廻り出すリンネ...BLACK CARD
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帰りが遅い 今日この頃
やっとアナタは帰宅する
見知らぬ女(ヒト)の 甘い匂い
軽い気持ちで訊いてみた
疑っている 訳じゃないの
だけどアナタは驚いて
焦った顔に 泳ぐ両目
分かり易くてバカみたい
見苦しすぎる その言い訳に
情状酌量ノ余地無シ...断罪ハニー
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錆びついた刃で切って出来た
カスリ傷程度の痛みを
抱えては苦しむフリをしていた
人を傷つけることでしか
自分自身を保てなくて
心が潰れてしまいそうになる
誰かのせいにしないと
息すら出来ない僕は
なんて弱い奴なんだろう
どこまで逃げても追いかけてくる...プラスチックバルーン
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たとえ世界が終わるとしても
あなたと離れはしない
その罪も 苦しみも
すべて受け止めるから
雨で濡れた躯を そっと抱き寄せ
何も言わぬあなたは 咎にうつむく
教えを説く美談も 所詮戯れ言
読めもしない聖書で 無垢を装う
事の始まりが あの出会いなら
くちずけを交わす意味を...邂逅引力
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浅い夢見て眠れる
覚めた頃に 一日が今日も始まって
いつものように笑って
自分という 単純作業を繰り返す
理想と現実は 不規則に傾いて
その激しいジレンマに
カラダは引き裂かれてく
眩暈がするほどの 麻酔をかけて今すぐ
何かに縛られた 世界は滅びるだろう
喜怒哀楽の「哀」が抜けた...パラライシス
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急ぎ歩く ヒトゴミに
流されてく 宛もなく
まだ何にも 見えないと
焦りだけが 降り積もる
何て酷い 世界だと
嘆いていた 声も嗄れ
神も人も 信じれず
傷つけては 生きてきた
もう、何も僕には残ってない
悲しみを知るのが怖くて...Nobody Knows
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月灯り 淫らに咲く華
妖しい匂いを振り撒く
ミセカケの安っぽい誘惑(サソイ)
それなら いっそ乗ってやる
探り合いから始まる恋
何度も絡めた指と指
滴り落ちるは血か蜜か
割り切った愛なんて
いっそ壊してしまおうか
誰にも見つからない場所で...チューベローズ
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君ガ為 惜しからざりし命さへ
わが生と引き換えても…
強さを求めて 切り捨てた
過去や弱さ 蒼く染む
涙の代わりに 流した血
尚も絶えず 頬伝う
君へと捧げる 泡沫の誓い
胸に忍ばせたゆるがぬ決意を
今生きる力へと変えて
君ガ為 この身が朽ち果てようとも...君ガ為
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闇に光る 青き髪
風になびいては禍い招く
深い漆黒の翼
夜を包みこみ 朝を隠した
哀しみを知らないはずなのに
隠れる右目から シズクが落ちて
君のもとへと
人の心をうつす鏡に
寄せた手がすり抜けて
時の狭間に僕を閉じ込める...ツバサ~Not Lonely~
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月明かりの下 舞ひ散る羽根
からくれなゐに染む刃に
映るは 夢うつつの世界
ぬばたまの闇に 紛れた血臭
深く沁みて この身飾る
研ぎ澄まされたし 絢爛の太刀
交わす言葉 修羅の契り
移ろひゆく浮世 華は匂へど
色は褪せて ひとひら散りゆく
天つ風纏ひ 飛び交ふ蝶...月華美刄
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首すじに愛のしるし刻んで
アイシテル…
吸いつくように そっと絡んだ指先
確かめるままに 愛し合う
鏡のように そっと覗いた目と目が
見つめ合うたびに 胸焦がす
淫らに咲く華が
こんなにもキレイならば
この躯中に 咲き乱れて
瞳にうつる純情 壊したいこの衝動...Passion mark
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携帯のアラームが鳴った
昼過ぎとか眠りすぎでしょ
ムリヤリ頭を起こした
ギターを片手に僕は歩く
人目なんて気にしてないさ
お気に入りの曲 くちずさんだ
今日も僕はココで唄う
誰に届くかも考えないで
今日も僕はココで叫ぶ
冷やかな視線を 独り占め...ロックンロールベイビー
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歌いたいメロディがあるよ
でもイマイチ届かない
伝えたい言葉があるよ
けど何から言えばいい
失ったものは何だろう
なぜだか覚えていない
奪われたものもあるけど
それすら解らないまま
増えては減っていく
人の命みたいに...ムスカリー