ブクマつながり
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空想のいきもの
むねで飼ってる
ビスケットの割れたの
あげるとよろこぶ
背ビレがひらひら
そよ風おくる
目をつむって
春のことおもう
ねえきみがいきてたら
いまよこにすわれたら...ペシュテ
ねこみ(cat nap)
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響く夜
白い線だけが
点滅だけが
潜め見守る
橙のみち
かんがえごとはよそうと
かんがえてしまっている
制限速度内で
心拍を上げること
充分可能だ...km/h
ねこみ(cat nap)
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うごけなくなって
すこし早く帰る
つまらなそうな口元に
さびしさ落ちる
茜が映るギプス
すべてまもれるのに
わたしがカメならば
竜宮城までのせてくよ
息も楽にできるよ
着いたら踊ろうね...ギプスにもなれない
ねこみ(cat nap)
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ああ引力で傾いて
あたまのなかの宇宙が出てゆく
さよなら、気が向いたらまた
ちへいせんずっとみつめて
そのまま一周したら
どこかの骨につながるね
電車で寝過ごして
知らないところにいってみたいような
そこで知らないじぶんに会って
もとのじぶんは流れてゆくのだ...ネス湖の宇宙にて愛を
ねこみ(cat nap)
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おおげさな飾りは
なにもいらない
なつかしい甘さとふしぎ
わがままなこころ少々
それだけ
むかしばなしのお姫様も
こんなにいいものしらぬだろ
シンプルな変拍子
他(た)にない愛甘い
あとは舟を出すだけ...purin
ねこみ(cat nap)
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ぼくの窓から
きみの星が
きみの波から
ぼくの愛が
つながって
ひとつになって
またはなれてゆく
ああぼくらにてるね
ぼくらにすぎて
ぜんぜんちがうんだ...さざ波
ねこみ(cat nap)
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曖昧な回路の先 こたえは何処だ
好奇心の波のなか まちがいやしない
音を泳げ 流星群と駆け抜けるのだ
毛布の匂いと夢の温度 迷わないの ふしぎね
夏の風みたい きみは変幻自在
涙、みずいろのうた あまいほどせつない
その声は きみの夜を守る
泣いてもこわれても きみを想う
薔薇を一輪 抱いて眠ろう
...i
ねこみ(cat nap)
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脳みそがむずむず
景色吐き出したなら
おもっていたより
しらない世界
だれかが
あなたが
色をつける
銀の道も
にがい涙も
ひとつずつ越えて...息
ねこみ(cat nap)
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宇宙からのひかりで
ぼくらは生活をする
あの星から見れば…って
おかしいね
行ったこともないのに
ちっぽけかどうかは
じぶんにきけばわかる
なまえをつけないでよ
宇宙は宇宙のもの
星になんかならないし...なまえなんていらない
ねこみ(cat nap)
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モーニン・モーニン
どっかいくんでしょ?
ならわたしの声もつれてって
青だったポンコツ
歌いなれたカーペンターズ
なんかいいにおい
洗剤変えたの?
あたらしいことに
すこしずつ体を染める
いいかんじ...あさのひかり
ねこみ(cat nap)
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粒らでゆるやか
それさえあれば
柔くてなめらか
なかなかどうして
手をつないだって
だきしめたって
あのあまいのには
勝てやしないよ
静電気が微かに嗤う
つかれた吐息は...ふつうだ
ねこみ(cat nap)
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白い天に
影が遊んだら
ひとつ、ふたつ
花が落ちる
ねえやっぱりね
泳ぐのがすきとおもってた
たおやかなかたち
このまま待とう
目を閉じれば
あえるひと...おかしなほんと
ねこみ(cat nap)
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どうしてわからなかったの
夢見にあなたはいたのに
はじめて逢ったその羽根は
するりと透けて溶けてった
水面の足跡
無音にざわめく
マイクの奥
やわらかな擬態
みつけてくれてありがとう
青いせかいは夜のもの...スペース・キー
ねこみ(cat nap)